1989年から長年にわたって主力エンジンだったEJ20型水平対向エンジンが、今年度内に生産終了。これにともない、現行型『WRX STI』も2019年12月23日で受注を終了する。その集大成となる特別仕様車『WRX STI EJ20 ファイナルエディション』のプロトタイプが、東京モーターショー2019で公開された。
WRX STI Type Sをベースに、回転系パーツの重量公差・回転バランス公差を低減したバランスドエンジンを採用。EJ20型エンジンの特長である高回転域まで吹け上がる気持ち良いエンジンフィーリングをさらに磨き上げた。
エクステリアでは、世界ラリー選手権(WRC)で活躍したマシンを彷彿させるゴールド塗装のBBS19インチ鍛造アルミホイールを装着。フロントグリルやリヤバンパーには、STIのコーポレートカラーであるチェリーレッドのアクセントを採用。
インテリアでは、ウルトラスエード巻ステアリングホイールやシルバーのフロント・リヤ左右3点式ELRシートベルト等、専用装備を採用するなど、スバルファン垂涎の仕様となっている。
555台限定の抽選販売となり、受付期間中に販売店でのエントリーが必要となる。限定台数を上回るエントリーがあった場合は「厳正なる抽選のうえ、当選者に商談の機会を設定する」としている。
価格は「EJ20 ファイナルエディション」が税込452万1000円、「EJ20 ファイナルエディション フルパッケージ」が同485万1000円となっている。
《text:ショーカーライブラリー》