マツダは、9月20日より、マツダにおける新世代商品の第2弾となるクロスオーバーSUV『CX-30』の予約受注を、全国のマツダ販売店を通じて開始した。
CX-30は、グローバルに成長を続けるSUV市場を見据えて、新たにラインアップに追加されたモデルで、「人生の幅が広がる・世界が広がる」をコンセプトに「魂動デザイン」を取り入れたデザインと、取り回しが良く運転しやすいボディサイズ、ベビーカーとキャリーオンバッグなどを同時に積載できるサイズの荷室、乗降しやすいシートの高さなど、日常の使いやすさを追求している。
デザイン着想は“書道の筆使い”、コックピットには“包まれ感”を表現
また、書道の筆づかいの動きに着想を得たショルダー部は、フロントフェンダーからリアタイヤへとスピード感ある弧を描き、ひと筆書きの強い光で動きを表現。その下のボディ面は、クルマの動きとともに周囲の景色がS字型に揺らめきながら映り込む、光の移ろいを表現した。
ボディカラーには、全8色を設定。「ソウルレッドクリスタルメタリック」や「マシーングレープレミアムメタリック」に加え、『マツダ3』で新開発された「ポリメタルグレーメタリックポリメタルグレーメタリック」も設定した。
インテリアには、シックな大人の世界を表現するリッチブラウン内装と、モダンで知的な世界を醸し出すネイビーブルー内装を設定。リッチブラウン内装には、黒と白の本革シートを設定したほか、ネイビーブルー内装には、グレージュと黒のファブリックシートを設定した。
取り回し重視のボディサイズも、大容量ラゲージスペースを確保
前席は、乗員間の間隔をより大型なSUVである『CX-5』と同等に広く確保するとともに、幅広のセンターアームレスト・ドアアームレストを採用したことにより、窮屈感のない快適な着座姿勢を実現している。後席は、着座位置の高さとフロア高を調整することで、大きな体格の乗員でも余裕を持って着座できる頭上空間を確保した。
ラゲージスペースは、大型ベビーカーと旅行用バッグなどを同時に積載できる430Lの荷室容量と1020mmの開口幅を確保。開口部下端の高さを地上から731mmに設定し、大きな荷物や重たい荷物の積み降ろしでも、体への負担が最小限となるように造り込んでいる。
また、電動でリアゲートの開閉ができるができる「パワーリフトゲート」を、「20S」グレードを除くすべての機種に標準設定としている。
ガソリンとディーゼル、計3種類のパワートレインをラインナップ
CX-30には、新世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」を採用し、クルマに乗っているときにも人間に備わったバランス能力を発揮できる状態をつくるために、シート、ボディ、シャシーを有機的に連携させながら、人間の特性に基づいた造り込みを徹底。違和感や不安感、不快感のない、人間の感覚にフィットした乗り心地と操縦安定性を実現している。
新開発「オフロード・トラクション・アシスト」を採用
さらに、CX-30では、SUVの悪路走破性を向上させる新開発の「オフロード・トラクション・アシスト」を新たに採用。悪路における想定外のスタック時にも、AWDとトラクション・コントロール・システム(TCS)の協調によって接地輪への駆動力伝達を最大化することで、悪路からのスムーズな脱出を実現し、様々な路面環境において安心・安全の走行性能を提供する。
全車種に車載通信機を標準装備に
また音響システムでは、各スピーカーの位置と方向を刷新。必要な音だけが心地よく耳に届くオーディオシステム「マツダ・ハーモニック・アコースティックス(8スピーカースピーカー)」を設定。また、Bose社との共同開発により音の立体感や明瞭度を磨き上げた「Boseサウンドサウンドシステム(12スピーカースピーカー)」も、メーカーオプションで設定した。
すべての機種に車載通信機を標準設定。コネクティッドサービスとスマートフォンアプリ「とスマートフォンアプリ「MyMazda(マイ・マツダ)」との連携による利便性の向上や緊急通報サービスの提供する
価格は、ガソリンモデルである「20S」が279万4000円から。クリーンディーゼルモデルある「XD」が288万7500円から。「SKYACTIV-X」を搭載したモデルは329万4500円からとなっている。
《text:平川 亮》