【アウディ A6アバント 新型試乗】私の心の奥底にある“お姫様症候群”を刺激する…岩貞るみこ | Push on! Mycar-life

【アウディ A6アバント 新型試乗】私の心の奥底にある“お姫様症候群”を刺激する…岩貞るみこ

自動車試乗記
アウディ A6アバント 新型(写真は海外仕様)
アウディ A6アバント 新型(写真は海外仕様)全 8 枚拡大写真

荷物を運ぶことを想定して仕立てられたアバント(ワゴン)だというのに、アウディの場合は十分に艶っぽくて格の違いをうかがわせる。『A6アバント』が醸し出す色気は、私の心の奥底にある、見知らぬ土地まで逃避行に連れ出してほしいお姫様症候群をほんの少し刺激するのだ。

まあ、今の時代、インターネットがあるから見知らぬ土地っていうのもないのだけれど。GPSで居場所もばれちゃうしね。

唯一、女ゴコロが冷めるのは…

アウディ A6アバント 新型(写真は海外仕様)
全長が4950mmで、全幅が1885mm。どれだけ大きいのよといわんばかりの体躯なのだが、それがエレガントさを増幅させるのであれば、許せるのが女ゴコロである。インテリアのインターフェイス(使い勝手)は先代に比べ一新して、未来感あふれるもの。もちろん、アウディ独特の上質感は損ねていない。

伸びやかな空間づくり、シートの座り心地もいいのだけれど、唯一、がっかりなのは、カーナビの下側に液晶画面がもうひとつ設けられていて、カーナビ操作の補足もしてくれるのだけれど、ここが通常は、エアコンが表示されていること。そんなにでかでかとエアコンの現在の状態を表示し続けられてもなあというのが、上質なおもてなしに浮かれる女ゴコロが一気に冷めるところだ。

アウディ A6アバント 新型(写真は海外仕様)

高級なクルマには、高級な走り

大柄なクルマなのだけれど、試乗したV型6気筒3リットルエンジンのインタークーラーターボ付きという贅沢なエンジンは、アクセルの反応がすこぶる自然でなめらかな加速感。アウディってば、私のようにアクセルをスイッチのようにぐいっと踏み込んでしまう、ど下手ドライバーにとっては加速の反応がよすぎる感があるのだが、今回のA6はそのあたりが抑えられているのか、すこぶる優しいエスコートぶり。

さらに、遠出になると運転支援技術の出番で、レーンキープアシストとACCをセットしておけば、軽くハンドルに手を添えるだけで、ど下手な私の運転よりもしなやかに高速走行をこなしてくれる。うまいなあ、ハンドル操作……と、感心している場合ではないのだけれど。

高級なクルマには、高級な走り。身の丈に合わないドライバーがハンドルを握ることになっても、A6はうまく導いてくれる懐の深さがあるのである。

アウディ A6アバント 新型(写真は海外仕様)

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家
イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に取材するほか、ノンフィクション作家として子どもたちに命の尊さを伝える活動を行っている。レスポンスでは、アラフィー女性ユーザー視点でのインプレを執筆。コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。

《岩貞るみこ》

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