アクセスランキング

【連載】“取り付け方”で音が変わる? Part6 ケーブル編 その7「パワーケーブル ll」

カーオーディオカーオーディオ特集記事

パワーケーブルの一例(チェルノフケーブル)。全 1 枚写真をすべて見る

もろもろとコツやセオリーが存在しているカーオーディオユニットの取り付け作業。そのコツ等々を1つ1つ解説しながらカーオーディオの奥深さに迫ろうとしている当コーナー。今回は前回に引き続き、「パワーケーブル」の引き回しに関するハウツーを紹介していく。

さて、前回パワーアンプやパワードサブウーファーを取り付ける際には“バッ直”という方法が実行されると解説した。今回からはこの“バッ直”が、どのような工程を踏んで行われるのかを説明していく。

最大の難関から解説していこう。最大の難関となるのはズバリ、「エンジンルームから車内に引き込む」工程だ。つまり、「バルクヘッドをどうやって通すか」がもっとも困難な箇所となるのだ。

とはいえ、案外にスムーズに作業を完了できる場合もある。バルクヘッドにはもともと穴が開けられている箇所があり、そのような部位にはゴムのカバーが装着されているのだが、それがメインバッテリーの近くにあり、かつそこがアクセルやブレーキペダルといった重要パーツのそばでなければ、そこを「パワーケーブル」の通り道として活用できる。ゴムのカバーに穴を開ければ比較的に簡単にケーブルを車室内に引き込める。

しかし、安全にそしてスムーズにケーブルを通せる位置にそのような箇所がなかったとしたら…。

その際には、安全に引き込めそうな場所に狙いを定め、鉄板に穴を開けるしか方法がない。穴はケーブルを通せるだけのサイズでいいのだが、それなりの工具も必要となるし、そこそこ大がかりな作業となる。

そして穴を開けケーブルを通した後には、その穴をゴムカバー等々で埋めるという作業も必須となる。そうしないとエンジンルームから雨水が入り込む。カーオーディオ・プロショップが“バッ直”を実行する際には、そのようなところにもケアを行き届かせる。

今回はここまでとさせていただく。次回も「パワーケーブル」の引き回しに関する解説を続行する。お楽しみに。

《text:太田祥三》

関連記事

  1. 【連載】“取り付け方”で音が変わる? Part6 ケーブル編 その6「パワーケーブル l」

    カーオーディオ特集記事
  2. 【連載】“取り付け方”で音が変わる? Part6 ケーブル編 その5「ラインケーブル ll」

    カーオーディオ特集記事
  3. 【連載】“取り付け方”で音が変わる? Part6 ケーブル編 その4「ラインケーブル l」

    カーオーディオ特集記事
  4. 【連載】“取り付け方”で音が変わる? Part6 ケーブル編 その3「スピーカーケーブル lll

    カーオーディオ特集記事

編集部ピックアップ

TOP