定番“パワードサブウーファー”4機種を徹底比較試聴! 買うべきモデルは、どれ? Part1 | Push on! Mycar-life

定番“パワードサブウーファー”4機種を徹底比較試聴! 買うべきモデルは、どれ? Part1

カーオーディオ特集記事
定番“パワードサブウーファー”4機種を徹底比較試聴! 買うべきモデルは、どれ?
定番“パワードサブウーファー”4機種を徹底比較試聴! 買うべきモデルは、どれ?全 6 枚拡大写真

“低音強化”を手軽に実践できる“パワードサブウーファー”。各社からさまざまな機種がリリースされているが、その中にあって長きにわたって売れ続けている定番モデルがいくつかある。それらが人気を博している理由は何なのか…。

それを明らかにすべく、徹底比較試聴を行った。そのリポートを全3回にわたりお届けする。第1回目となる今回は、テスト機種のラインナップとテスト方法を紹介しながら、併せて“パワードサブウーファー”についての基礎解説を贈りする。

敢えてハイグレードスピーカーと組み合わせ、実力を詳細にチェック!

ロックフォード・フォズゲート『PS-8』ミューディメンション『Black Box X8』

(写真左)ロックフォード・フォズゲート『PS-8』、(写真右)ミューディメンション『Black Box X8』


今回取り上げるのは以下の4機種だ。人気アメリカンカーオーディオブランド“ロックフォード・フォズゲート”の『JPS-100-8』(税抜価格:4万5000円)と『PS-8』(税抜価格:7万9000円)、そして国産実力ブランド“ミューディメンション”の『Black Box X8』(税抜価格:3万8000円)と『Black Box X10』(税抜価格:4万6000円)、以上だ。なおこれらはいずれも、約30社にも及ぶ海外人気カーオーディオブランドの製品をディストリビュートしている“イース・コーポレーション”が取り扱っている製品である。これらを同一条件の下で音を出し、聴き比べた。

最初にテスト環境から紹介しておこう。テストは“イース・コーポレーション”の試聴室にて実施した。“パワードサブウーファー”と組み合わせるフロントスピーカーとしてはスロヴェニアのスーパーハイエンドブランド“ZRスピーカーラボ”の『エントリーライン』(税抜価格:38万8000円、2ウェイ)を使用した。パワードサブウーファーと併用されることはあまりないであろうハイグレードスピーカーを敢えてチョイスしたのは、各機の性能をできるだけ客観的に掴むためだ。可能な限り良好なテスト環境を作り出そうと試みた。

なお、2ウェイスピーカーと“パワードサブウーファー”間のクロスオーバーは、“グラウンドゼロ”のプロセッサー『GZDSP 6-8X』(税抜価格:7万5000円)で設定した。ハイパス、ローパスともにカットオフ周波数は80Hzとし、スロープはハイパス側をマイナス18dB/octに、ローパス側をマイナス12dB/octとした(試聴環境において聴感上ベストと思える値を選定)。

ZRスピーカーラボ『エントリーライン』

(写真)ZRスピーカーラボ『エントリーライン』


2ウェイスピーカー用のパワーアンプには“グラウンドゼロ”の最新上級モデルを使用。


それ以外の使用機材も紹介しておこう。PCをソースユニットとして使い、USB DACを介してプロセッサーに音声信号をアナログ入力。2ウェイスピーカーをドライブするパワーアンプには“グラウンドゼロ”の最新ハイグレードモデル『GZPA 2SQ』(税抜価格:21万5000円)を使用した。なお、2ウェイスピーカーのツイーター & ミッドウーファー間のクロスオーバーは、試聴テスト用に用意したパッシブクロスオーバーネットワークで行った。

使用ケーブルは以下のとおりだ。RCAケーブルにチェルノフケーブルの『STANDARD 1 IC165』(税抜価格:1万1000円/1.65m)を、スピーカーケーブルに同『ORIGINAL ONE SC/1』(税抜価格:1320円/1m)を、USBケーブルに同『CLASSIC USB A-B IC165』(税抜価格:2万円/1.65m)を、パワーケーブルに同『STANDARD DCPOWER 4AWG』(税抜価格:2600円/1m)をそれぞれ使用した。

また、“パワードサブウーファー”のゲインは大体50%となるように設定し、システム全体のボリュームは固定。その上で各“パワードサブウーファー”のリモートコントローラーで“パワードサブウーファー”のボリュームを最小値から最大値にまで任意に変更しながら試聴した。

ロックフォード・フォズゲート『JPS-100-8』ミューディメンション『Black Box X10』

(写真左)ロックフォード・フォズゲート『JPS-100-8』、(写真右)ミューディメンション『Black Box X10』


“パワードサブウーファー”の中でも特に人気が高いのは、“小型・薄型”タイプ。


ところで、これら4機種はいずれもロングセラーを続けているモデルであるのだが、もっとも実売数が多いのはズバリ、“ロックフォード・フォズゲート”の『JPS-100-8』だ。当機は、“イース・コーポレーション”が毎年発表している取り扱い製品の実売数ランキング『CAOTY(カーオーディオオブザイヤー)』の“パワードサブウーファー部門”で、7年連続で第1位をキープし続けている。まさしく定番中の定番モデルと言っていい。

そして同部門のランキングでは、その他の3機種がそれに続きベスト4を形成している。なお、これら4モデルに続くモデルはすべて、装着されるサブウーファーユニットが大型である、いわゆる“本格タイプ”だ。対してこれら4機種はすべて“小型・薄型”を特長とするモデルである。

つまり“パワードサブウーファー”の中でも人気となっているのはこれら“小型・薄型”タイプ、というわけだ。

サブウーファーユニット、ボックス、パワーアンプが一体化されているので導入のハードルが低くなるところこそが“パワードサブウーファー”ならではの利点だが、“小型・薄型”モデルはその利点がさらに伸長する。シート下に取り付けることも可能となるので、トランクの積載性をスポイルしないですむ。

しかし、低音の質にこだわろうとする向きには、“本格タイプ”が好まれる。サブウーファーユニットが大型であれば振動板のストローク量も多くなり、空気をしっかりと震わせることができる。ゆえに音質性能的には“本格タイプ”の方が有利、そう判断されるからだ。

今回のテストでは、そこのところも重点的にチェックした。これら4機種にはどのくらいの低音再生能力があるのか、満足いくレベルが確保されているのか否かを詳細にリポートしていこうと思っている。

“低音強化”に興味を持ち、かつ“小型・薄型”の“パワードサブウーファー”の導入を検討している方は、次週以降の続編に注目してほしい。人気モデルの実力のほどを明らかにしていく。お楽しみに。

《太田祥三》

この記事の写真

/

特集