シンフォニ・クワトロリゴ限定パワーアンプ登場。華麗な響きで音楽の核心に迫る | Push on! Mycar-life

シンフォニ・クワトロリゴ限定パワーアンプ登場。華麗な響きで音楽の核心に迫る

鳥取県倉吉市に居するサウンドステーション・ジパングが製作したデモカーBMW M4は、2月に行われたオートメッセ2019に出展。シンフォニ・クワトロリゴのパワーアンプやスウェーデンのDLSスピーカーを装備するハイエンド仕様となっている。

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シンフォニ・クワトロリゴ限定パワーアンプ登場。華麗な響きで音楽の核心に迫る
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鳥取県倉吉市に居するサウンドステーション・ジパングが製作したデモカーBMW M4は、2月に行われたオートメッセ2019に出展。シンフォニ・クワトロリゴのパワーアンプやスウェーデンのDLSスピーカーを装備するハイエンド仕様となっている。

注目してほしいのはシンフォニ・クワトロリゴが世界のカーオーディオファンに向けて作った特別仕様、世界限定600台"EXPLORER1"/エクスプローラー・ワンを装備している点だ。このパワーアンプは昨年発売されたプレシジョンシリーズの流れを汲むもので筐体のサイズは、PRECISION 2と同じでスペックを確認するとA級動作、60W×2ch、ブリッジ接続時300W×1ch(MONO/4Ω12V)と、A級パワーアンプとしては十分な出力を有している。外寸法は315mm×187mm、厚さは40mmとスリム。A4サイズ程度なので取り付け場所は選ばないだろう。外装はプレシジョンやヘリテージと同様、ダークな燻銀のようなカラーリングでシックな雰囲気を醸し出していて、表面のコンパスのデザインは特別仕様ということもあり新しい絵図となっている。

ここでA級動作について説明しておこう。カーオーディオに使用されているパワーアンプといえば、デジタルD級動作か、アナログAB級動作が大半を占めている。前者は変換効率が高く電源部を大型化する必要はなく大出力を達成。音質面では、A級/AB級より不利な部分もあるため、ピュアな音を好むユーザーにとっては不満が残る場合もある。アナログAB級はAとBのバイアス中間点を結び、パワーとクオリティと双方の良いところを使う。なおB級は大出力増幅に適しているが、動作時のスイッチング歪みを発生するため入力信号に対して出力はいくぶん変形する。そしてA級は、前者よりパワーは多く見込めないがクロスオーバー歪みが基本的に発生せず入力した波形のまま増幅する。難点は常時アイドリング電流が多く流れているため発熱が多くパワーを稼ぐとなると大きなサイズとなってしまう。増幅器としてもっとも優れているのはA級動作である。デモカー M4に搭載しているパワーアンプはA級動作を行うエクスプローラーワンを3基搭載。フロントスピーカーを精緻にドライブする。各ユニットを正確に動かして細部(ディテール)まで表現するのだ。

前置きが長くなってしまったが BMW M4のシステムデザインは最上級グレード、スカンジナビア、3ウェイ「30トゥイーター、45ミッドレンジ、165ミッドバス」をセット。トランク内にはノルディカ10iサブウーファーを1発搭載。これらのユニットを再生するパワーアンプは、エクスプローラー1を3基、サブウーファー用としてヘリテージ2を1基を使用する。4基のパワーアンプの総額は91万円。サブウーファーを含むスピーカーの総額は49万円。主軸となる再生系プレーヤー(DAP)はソニー・NW-WM1Zを使用。オーディオテクニカ・AT-HRD500(DAコンバーター)経由後、ヘリックス・DSP PRO MK2につながっていてハイレゾ音源を十分なクオリティーで楽しめるシステム構成となっている。

さすがにハイエンド構成だけあって音楽の表現力優位性は最上級といっていいだろう。インストールから音調整まですべてを手がけたシパング道祖尾(さいのう)氏に様々なジャンルのハイレゾ音源を5~6曲聴かせていただいた。ヨーロッパ生まれのスピーカーは国産メーカーと一線を画する魅惑的といえるトーンが印象的で音艶がまったく異なるのである。搭載のDLSスピーカーの音調傾向はアコースティック系、歌声とともに自然な倍音(ハーモニックス)を丁寧に描き出す。スカンジナビア30.75.165/3つのユニットを端正に駆動するアンプの効力は大きいと感服。A級動作であるため、小音量時、またはピアニシモの再現性に優れている。総じてマルチ4ウェイ構成ということもありダイナミックレンジも広大で余裕を持って再生。音楽と真摯に向き合える。ハイエンドというと...どこかしら緊張感を強いられているのでは?と想像する人もいるようだがそうではなく、肩の力を抜いてリラックスして聴いていられるので心配無用である。短い試聴時間であったが、エクスプローラーワンの感想はユニットの持ち味を端正に引き出すだけでなく、音艶や温度感があって聴きやすく、かつ逞しい一面も魅せてくれた。音のグレードアップはもちろんのこと、システムの音楽再生能力を高めたいなら、大きな効果が得られると確信した次第である。

EXPLORER.1(one)CLASS.A POWER AMPLIFIER
クワトロリゴ・ショップ限定にて発売!
◆SPECIFCATIONS
・動作電圧:9-15VDC
・アイドリング電流:<1.2A程度
・入力感度:0.4~8V
・入力インピーダンス:48kΩ
・出力:4Ω@12V時、60W×2ch
(ブリッジモノ4Ω@12V300W×1ch)
・周波数特性7Hz~70.000Hz
・シグナルレシオ:>100dB
・外寸法:315×40×187mm
・重量:2.8kg
・標準小売価格:23万円(税別)
※限定品のため数に限りがあります。

◆エクスプローラーワンは以下5販売店のみの取り扱いです。
鳥取:サウンドステーション・ジパング
大阪:サウンドステーション・AVカンサイ堺店
AVカンサイ天王寺店
兵庫:サウンドステーション・AVカンサイ宝塚店
大阪:イースト

●シンフォニ・クワトロリゴは1997年、イタリア中部マチュラタの地にファクトリーを設立。"Music for Lovers"をスローガンに掲げる。音楽を敬愛すると同時に音楽性に優れたコンポーネントを製造することに努め、車内環境において高音質再生に専念する。おもにパワーアンプで有名であるが高品位な音を放つスピーカーも用意されているので気になるユーザーはホームページで確認してほしい。

●輸入元:フェリースソニード

《永松巌》

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