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3000人のスバルファンが集まったSTIモータースポーツデイ

自動車ニュース

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STIモータースポーツデイが3月10日に初めて開催され、富士スピードウェイに約3000人のスバルファンと約2000台のスバル車が集まり、SUPER GTマシンと、ニュルブルクリンク24時間レース参戦マシンの公開テストや、トークショーなどを楽しんだ。

既報の通り、午前中はメディアとサプライヤーなどパートナー企業向けに、SUPER GTに参戦する「BRZ GT300」と、ニュルブルクリンク24時間レースに参戦する、「WRX STI NBRチャレンジ2019」のお披露目が行われた。

昨2018年の反省を生かされたマシンが開発され、特にニュルマシンでは新しい技術のトライとしてさめ肌塗装が施され、全身マットな塗装になるなどトピックスも多かった。

午後からはSUBARU(スバル)・STIとしては単独開催が初めてとなるSTIモータースポーツデイだ。それぞれのマシンの公開テストとしてピットや走行シーンを公開した。2018年はSTI創設30周年で、イベントを開催したいと関係者は調整をしていたそうで、ギリギリ2018年度内の開催となった。

ピットレーンのコンクリートウォールも解放され、ピットを表から見られ、数回走行してはピットに戻り、念入りに整備を行うマシンや、ホームストレートを駆け抜けるマシンを間近に見られるなど、通常ではなかなか見られることができない風景をファンは見られた。

ピットでは30周年を記念したグッズ販売が行われ長蛇の列が続いていた。駐車場も想定を超える台数が参加したことで、駐車に時間がかかってしまったようだ。

オープニングステージは、STI平川社長のこれらの件に関するお詫びから始まったが、続いてSUPER GT、ニュルブルクリンク24時間レース、全日本ラリー、86&BRZワンメイクレース、そしてサーキットの華となるBREEZEがステージに登場。ステージ前に集まったファンは、ドライバーの言葉に感嘆の声をあげていた。

STI平川社長は「SUPER GTとニュルブルクリンク24時間は確実に勝っていく。今年のマシンの仕上がりはだいぶ良いので今シーズンは楽しみにしてほしい。ファンとスバル・STIとの絆、繋がりを増やして、次の30年に繋げるために成長していきたい」と語った。

その後もステージでは、SUPER GTドライバーの井口卓人・山内英輝選手のトーク。ニュルブルクリンク24時間レースの井口・山内選手だけでなく、ドイツからカルロ・ヴァンダム、ティム・シュリック選手も駆けつけた。また、全日本ラリーからは新井敏弘、勝田範彦、鎌田卓麻の3名、86&BRZワンメイクレースからは井口卓人、久保凛太郎、池島実紅の3名が登壇し、それぞれのカテゴリーの面白さなどを語った。全日本ラリーについては今週末の3月16~17日に愛知県で開催される新城ラリーが紹介され、同日程で開催される全日本ダートトライアル選手権、翌週の3月23~24日鈴鹿サーキットで開催される86&BRZレースについても告知され、選手たちはファンに応援に来てほしいと語った。

日本初公開となった『S209』開発トークショーも行われ、「アメリカで多くのファンが待ち望んでいた車両を開発した。日本のファンの方も欲しいと思われるかもしれませんが、アメリカでは今までのSシリーズや限定車は買えなかったので、もっと待ち望んでいた」、とアメリカでは待望のマシンであることや、どのようなパフォーマンスになっているかが語られた。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、レース車両のパレードランから、エンディングステージとなった。STI平川社長は、「SUBARU・STIファミリーはドライバーだけでなく、ファンの皆さんも一緒、これから次にステージに向かって同じ目線で一緒に進んでいきたい」と力強く語った。

《text:雪岡直樹》

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