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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! HONDA AccordTourer(オーナー・砥綿秀治さん) by  LEROY(ルロワ) 前編

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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! HONDA AccordTourer(オーナー・砥綿秀治さん) by  LEROY(ルロワ) 前編全 11 枚写真をすべて見る

若い頃からカスタムオーディオの親しんできたオーナーの砥綿さん。アコードツアラーでは大人のカスタムを標榜してインストールを開始。愛知県のLEROY(ルロワ)がセンスを駆使してオーナーの望むイメージを具現化した。まずはラゲッジをのぞいてみよう。

◆ハイファイ系のクルマでも
カスタムの質は下げたくない!

年齢を経て徐々に落ち着いたカスタム処理を狙うようになったオーナー。アコードツアラーはその集大成でもある。

「年齢を経て徐々に落ち着いたカスタム処理を狙うようになったオーナー。アコードツアラーはその集大成でもある。」

ラゲッジのデザインは個性的な多角形パネルが印象的。たった3つのユニットを使って見せるデザインを作り上げた。

「ラゲッジのデザインは個性的な多角形パネルが印象的。たった3つのユニットを使って見せるデザインを作り上げた。」

コーナー部分のアールや後端の尖りなど、周囲のラインにもこだわり満載。単調にしない工夫でフラットパネルを料理した。

「コーナー部分のアールや後端の尖りなど、周囲のラインにもこだわり満載。単調にしない工夫でフラットパネルを料理した。」

20代の頃からカーオーディオが大好きでカスタム系のインストールも経験してきたオーナーの砥綿さん。しかし落ち着いた近年はハイファイ系のオーディオに徐々に移行していったという。
そうしてインストールしたのが今回のアコードツアラー。選んだユニットはキッカー。カスタムを楽しんでいた頃から親しんでいたブランドであったことからもチョイス。さらに鳴りっぷりの良さもブランド選びの大きなポイントとなったという。

真っ先に注目したのはラゲッジのデザインだ。異形のオーディオパネルをフロアにビルトインするスタイルはかなり個性的。インストールデザインはすべてショップにお任せしたということだが、これまでからオーナーと付き合いのあるショップだけに、オーナーの好きなデザインを抜かりなく取り入れ、完成したときにはすっかりオーナーも魅了されたという。

ポイントになるのはゴールドの色使いと電球色を使ったイルミ処理。ホワイトのボード周囲をイメージカラーにもなっているゴールドで縁取るデザインがシンプルだが存在感満点。随所に用いられているアクリルも効果を発揮している。ユニット的には2台のアンプと1発のサブウーファーというミニマムな構成ながら、デザイン力で見せるラゲッジを作り上げたのもこのクルマの見どころだ。
「ハイファイ系のクルマでもインストールの質は下げたくない!」というオーナーの強い思いが作らせた絶品デザインと言えるだろう。

◆レイアウトやパネルデザインで
魅せるラゲッジを完成させる

パネルの前方には2台のパワーアンプをインストール。左サイドにはフロント2ウェイ用のキッカーIX500.4をビルトイン。

「パネルの前方には2台のパワーアンプをインストール。左サイドにはフロント2ウェイ用のキッカーIX500.4をビルトイン。」

左サイドにはサブウーファーをドライブするキッカーIX1000.1をインストール。フロアとフラットに組まれたデザインもスマート。

「左サイドにはサブウーファーをドライブするキッカーIX1000.1をインストール。フロアとフラットに組まれたデザインもスマート。」

サブウーファーはキッカーのコンプRをセレクト。鳴りっぷり良さもキッカーを選んだ理由のひとつ。オーナーの満足度も高い。

「サブウーファーはキッカーのコンプRをセレクト。鳴りっぷり良さもキッカーを選んだ理由のひとつ。オーナーの満足度も高い。」

システムとして選んだのはキッカーのパワーアンプIX500.4とIX1000.1の2台、そして同じくキッカーのサブウーファーであるコンプR。フロント2ウェイと25cmサブウーファーをドライブする2台のアンプはラゲッジ前方に並べてインストールされる。小型のデジタルアンプはスマートにビルトインされ、オーディオパネルデザインの上辺を形作るパーツとなっている。周囲はホワイトの人工スエードで処理され、ブラックのヘアライン仕上げが施されたボディを一層際立たせている。周囲のパネルとユニットのトップパネルがフラットに組まれ、オーディオボードとの一体感を追求したデザインもお見事。

ラゲッジ後方には25cmサブウーファーのキッカー・コンプRをインストール。広いパネル面の中央部にビルトインされるサブウーファーは存在感満点。純正のグリルを使ったプロテクションもデザインの一部となり見応え十分だ。これだけ広い面にサブウーファーを1発のみインストールした状態でもしっかりとバランスの良いデザインになっているところもさすがのセンス。周囲のパネル面とのコントラストも美しく、ユニットを見事に浮かび上がらせている。

◆多角形の個性的なデザインや
電球色のイルミ処理が独特の味を出す

後端にはこのように尖りをイメージしたデザインを施す。アクリル、ゴールドのパネルなどを駆使してフロアに変化を付ける。

「後端にはこのように尖りをイメージしたデザインを施す。アクリル、ゴールドのパネルなどを駆使してフロアに変化を付ける。」

純正からのかさ上げ処理はこのサイズ。スカッフプレート立ち上がりを見せ場その薄さがわかる。純正の使い勝手もスポイルしない。

「純正からのかさ上げ処理はこのサイズ。スカッフプレート立ち上がりを見せ場その薄さがわかる。純正の使い勝手もスポイルしない。」

オーディオパネル前方にはアクリルのツバを付けてショップのロゴを入れる処理を加えた。外周部のもう一つのアクセントとした。

「オーディオパネル前方にはアクリルのツバを付けてショップのロゴを入れる処理を加えた。外周部のもう一つのアクセントとした。」

ラゲッジはカバーすればこのように完全にフラットな荷室にすることができる。積載性も純正とほとんど変わらない。

「ラゲッジはカバーすればこのように完全にフラットな荷室にすることができる。積載性も純正とほとんど変わらない。」

ラゲッジのオーディオパネルは随所に細かなデザイン処理が施され、カスタム心溢れる作品に仕上がっている。周囲をラウンドさせた多角形のデザインはかなり複雑なラインで構成される。前方に行くほど絞り混まれたフォルムは最前部では純正ラゲッジにピタリとフィットする。さらにパネルの後方は緩やかに膨らみを持たせたボリューム感あるデザイン、そして後方部分では一変して逆アールを使ったデザインで、最後端には尖り部分作るという手の込んだフォルムを描いているのがわかる。

広い面積をホワイトの人工スエードを使って処理しているが、まったく間延び感を感じさせないのは細部のカスタム処理のおかげだろう。そのひとつがパネルの周囲を縁取るゴールドのベゼル部だ。周囲のグレーパネルとの境界線を明確にするように処理されたこの部分がまずは目を引く。さらにトップ面には外周をぐるりとアクリルパネルで覆い、輝きもしっかり引き出し高級感も満点。また内壁にもゴールド色が見える処理を施し、ホワイトパネルとのコントラストを強調している。
さらに電球色を使ったイルミ処理もセンス溢れるライティングカスタムだ。パネル面に加えて各ユニットをアンバー色に照らし出す効果で派手さを抑えつつ、しっかりとカスタムインストールを見せつける処理とした。

今回はアイデア満載のラゲッジカスタムを紹介したが、次回の後編ではイルミ&アクリルを使ったフロントステージのカスタム処理をご紹介しよう。こちらもアイデアを駆使して、大人のインストールを完成させているので、期待して欲しい。

《text:土田康弘》

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