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リーズナブルで高性能!? 期待の“パワーアンプ内蔵DSP”登場! その実力を全方位検証! Part4「プロショップの声」

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ミューディメンション・DSP-680AMP全 5 枚写真をすべて見る

低価格ながらも高いパフォーマンスを発揮する製品を多々リリースしている国産人気ブランドの1つ、“ミューディメンション”。同社から注目すべきニューアイテムが登場した。“パワーアンプ内蔵DSP”の新星、『DSP-680AMP』がそれだ。

当機の実力と魅力を検証する週刊特集をお届けしてきた。今回はその最終回として、これを早速装着したというプロショップに取材し、プロ視点でのインプレッションをリポートしていく。

「欧州車にも使いやすい。コンパクトであることも大きなメリット」

ミューディメンション・DSP-680AMP

最初に、福岡県北九州市で店舗を構える気鋭、“施音人工房(さうんどこうぼう)”の谷口さんに訊いた話から紹介していく。

「リーズナブルなのに必要な機能がすべて搭載されていて、なかなか良いなと感じています。

具体的にはまず、内蔵パワーアンプが6ch備えられているところが好印象です。廉価なモデルの中には“4ch”仕様のものもありますが、6chあるとぐっと使用範囲が広がるんですよ。特に、欧州車に使いやすくなります。多くの欧州車は、純正スピーカーがドア(フルレンジスピーカー)と足元(サブウーファー)に搭載されていて、そこからフルレンジスピーカーを市販の2ウェイスピーカーに換える方が多いんですね。そうすると結果3ウェイになりますので、6chが必要になるんです。この『DSP-680AMP』なら、手頃な予算で欧州車のサウンドクオリティを上げられる、というわけなんです。

国産車の場合なら、取り敢えずは4chだけを使ってフロント2ウェイを鳴らしておいて、その後にサブウーファーを追加したり、フロント3ウェイにしたりと発展させていけます。『DSP-680AMP』ならブリッジ接続できますので外部パワーアンプを導入しなくてもサブウーファーを鳴らせますし。このくらいの発展性があると、おすすめしやすくなりますよね。

コンパクトなこともメリットです。この大きさならシート下にラクラク設置できますし、むしろスペースが余る場合の方が多いと思います。スペースが余ればヒューズブロックを設置したりとか何かと活用できますし、小さいに越したことはありません。

もろもろのバランスが良い製品だと感じています。ビギナーから中級者まで、幅広い層に使っていただきたいですね」

ミューディメンション・DSP-680AMP REMOTE『ミューディメンション・DSP-680AMP』の、チューニングソフトのコントロール画面。

「音的なコストパフォーマンスも上々。操作性の高さも光っています」


続いては、広島県広島市の人気店、“M.E.I.”の山本さんに訊いた話を紹介していく。

「まず、音が良いです。“DSP”でありしかも6ch分のパワーアンプが内蔵されていて税抜価格が7万7000円なのですから、相当にお手頃です。にも関わらず、値段からは想像つかない音が聴けました。コストパフォーマンスは高いですね。十分に良い音だと思います。

“DSP”としても優秀だと思いました。操作性も高いですし。パソコンの1画面の中で大体のことが実行できるところも気に入りました。画面の切り替え回数が少ないとストレスなくチューニングできますから。そして直感的に操作できることも利点です。取説を見なくても大方の調整方法が理解できました。使いやすく仕上げられていると思います。

機能的にも、ここまでできればOKと思えるレベルは備わっています。もちろん、もっと色々なことができる“DSP”もありますが、日常的に良い音を楽しみたいと考えたときには、『DSP-680AMP』に備えられている機能で十分だと思います。不足感はないですよ。

内蔵パワーアンプのch数もベストな設定だと思います。初級機には8ch備わっていなくても良いと思うんです。フロント3ウェイ+サブウーファーのシステムが視野に入る場合には、もっと本格的なモデルの方が向いていますし、それよりはch数を絞って価格を下げた方がユーザーフレンドリーです。『DSP-680AMP』はそれが達成されていると思います。

“パワーアンプ内蔵DSP”へのニーズはますます高まっています。特に、10万円を切るモデルは良く動いています。その中にあって『DSP-680AMP』は有力な候補になるでしょうね。自信を持っておすすめできます」

ミューディメンション・DSP-680AMP

「入門機として十分な能力が備えられています。これを使っておけば後悔はないはずです」


最後は、島根県出雲市の実力店“J CLUB”の大田さんの声を紹介したい。

「BMWミニに乗るお客様にご購入いただきました。この方はカーオーディオ経験のある方で、“DSP”の必要性はご存知でした。で、手頃なモデルが良いとのことでしたので『DSP-680AMP』をおすすめしたんです。当機よりもさらに廉価なモデルもありますが、そうなると機能的な物足りなさが出てきてしまいます。リーズナブルでかつ実用性も確保されているモデルとなると、これがおすすめだったんです。『DSP-680AMP』には十分な能力が備えられています。これを使っておけば後悔はないはずです。

内蔵パワーアンプのch数もちょうど良いですよね。特に欧州車のオーナーの方におすすめできます。今回のお客様がまさにそのケースでした。市販の2ウェイスピーカーとシート下のサブウーファーをマルチ接続して、当機1台でコントロールできています。チューニングの操作性も良かったですよ。使いやすさが考えられていると感じました。

音にも好感が持てました。セッティングした感触は良好です。価格から考えて上出来だと思います。音質性能的にも使っていて不満に思うことはないでしょうね。

ブリッジ接続ができることも利点です。とは言いつつも当店の場合は、サブウーファーを使いたいという方には外部パワーアンプの使用をおすすめするとは思いますが。よりパワフルに鳴らしたいですからね。その点『DSP-680AMP』は2ch分のプリアウトが備えられていますので、外部パワーアンプでサブウーファーを鳴らすことも問題なく可能です。内蔵でも外部でもどちらでも鳴らせるところも利点ですね。

“DSP”の必要性は、一般的にはまだまだ知られていないと感じています。しかし手頃な価格で優良な“パワーアンプ内蔵DSP”があれば、“DSP”の良さをアピールしやすい。良いモデルが出たと思います。初級者の方を中心に広くおすすめしたいですね」

いかがだったろうか。プロの話からも『DSP-680AMP』の実力が確かなことを確認できた。空間が狭く、そしてリスニングポジションが片側に寄ってしまう車室内において、“DSP”が力を発揮することは確かだ。それを気軽に導入でき、しかも必要十分な性能が確保されている『DSP-680AMP』。当機ならば比較的に簡単により良い音を楽しめるようになる。

当機は、“カーオーディオのハードルを下げる1台”とも捉えることができそうだ。これによってカーオーディオ愛好家が一層増えることも、大いに期待したい。

《text:太田祥三》

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