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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA CROWN(オーナー・橘 裕人さん) by Warps 後編

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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA CROWN(オーナー・橘 裕人さん) by Warps 後編全 11 枚写真をすべて見る

トランクに大胆なラスタカラーを取り入れた橘さんのクラウン。コクピットにも同様にグリーン/イエローのカラーリングを採用して統一感を出した。製作したのは広島県のWarps。左右別デザインなど同ショップのテクニック&センスがコクピットにも投入された。

◆大胆なカラー&左右別デザインのフロントドアのカスタムに注目

大好きなレゲエイのメージでインテリアをカスタムしたクラウン。サウンド、デザイン、カラーリングが揃ったカスタムとなった。

「大好きなレゲエイのメージでインテリアをカスタムしたクラウン。サウンド、デザイン、カラーリングが揃ったカスタムとなった。」

イエローとグリーンを使った鮮烈なデザインのドア、境目にはブラックのラインを加えることで鮮やかさを一層増した。

「イエローとグリーンを使った鮮烈なデザインのドア、境目にはブラックのラインを加えることで鮮やかさを一層増した。」

左右のドアのデザインは異なっている。配色は同じなのだが、切り返しのポイント/ラインで別イメージを作った。

「左右のドアのデザインは異なっている。配色は同じなのだが、切り返しのポイント/ラインで別イメージを作った。」

前編で紹介したラスタカラーを使ったラゲッジが鮮烈な橘さんのクラウン。レゲエ好きのオーナーが、インテリアに黄/緑/赤のカラーリングを取り入れて、色彩豊かなインテリアデザインを作り上げた。コクピットまわりにも同様のカラフルなデザインが施され、インテリアのカラー湖ディネートも決まっている。

特にカスタムデザイン上の見どころとなるのはフロントドアだ。ドアハンドルから上の部分をグリーンの人工スエードとイエローのレザーを使って張り替え処理。境目にはブラックのパイピング処理を施すことでクッキリ鮮やかな色彩を表現している。しかも左右のドアをよく見るとデザインが異なっていることがわかる。グリーンとイエローの切り返しのラインやパイピングの太さを変えるなど、細かな部分で変化を付けている。それでもインテリアの統一感を損なっていないのは、さすがのデザインセンスだ。

さらにドア下部の純正スピーカー取り付け位置にはミッドバスをアウターバッフルで取り付ける。ここもグリル部をイエロー、バッフル面にはグリーンを用いるというキーワードとなっているカラーコンビネーションを投入。ドアまわりもトータルバランスに優れた配色&デザインが込められている。

◆個性的なアウターバッフル・デザインカラフルなスピーカー周辺処理も見事

スピーカーの周囲にはアクリルを使ったイルミを配置。間接照明で振動板を照らし出している。

「スピーカーの周囲にはアクリルを使ったイルミを配置。間接照明で振動板を照らし出している。」

ドアにはアウターバッフル化されてMTXのミッドバスがインストールされている。色使い&アクリル使いで個性的なデザインとした。

「ドアにはアウターバッフル化されてMTXのミッドバスがインストールされている。色使い&アクリル使いで個性的なデザインとした。」

AピラーにMTXのトゥイーターをビルトイン。周囲をグリーンの人工スエードで処理し、ブラックのユニットを引き立てている。

「AピラーにMTXのトゥイーターをビルトイン。周囲をグリーンの人工スエードで処理し、ブラックのユニットを引き立てている。」

このクルマはフルMTXオーディオで組まれている。もちろんフロントスピーカーにもMTXオーディオのユニットを採用。ドアにはMTX-SS7のセパレート2ウェイの16.5cmミッドバスをインストールする。グラスファイバーとペーパー2層構造の振動板を持つこのユニットをアウターバッフルで取り付け、周囲にはイメージカラーであるグリーン/イエローを用いてショーアップしている。グリル形状はドアに合わせて異形の外周部を持つ。グリルにはエッジを利かせたプレスラインを加えるなど細かなデザインも随所に込めているのも見どころ。純正フォルムへのフィット感も高い。
さらにグリルの内側にはプロテクションも兼ねたアクリルパネルを設置し、ブランドロゴを施すアクセントも加えた。振動板を間接照明で照らし出すイルミ処理なども含めて、コクピットの見どころにひとつとなっている。

AピラーにはMTX-SS7のトゥイーターをインストール。ここでもイメージカラーのグリーン/イエローを使った処理を施す。十分な角度を付けて取り付けられたツイーターはサウンド的にも理想的なフォーメーションとなった。さらに製作ショップであるWarpsが得意とする左右非対称のデザインも投入。
大好きなレゲエに合わせたカラーリングと他と被らないユニットチョイスを加えて、個性的なコクピットを完成させた。

◆メリハリを利かせた色使いでコクピットをセンス良くまとめる

コクピットにはグリーン、イエローのカラーリングを随所に配して上質にまとめている。トランクとの統一感もばっちりだ。

「コクピットにはグリーン、イエローのカラーリングを随所に配して上質にまとめている。トランクとの統一感もばっちりだ。」

左右のAピラーも異なるデザインを投入する。ここでもイエローとグリーンの切り返しのデザインを別々にして個性化を図る。

「左右のAピラーも異なるデザインを投入する。ここでもイエローとグリーンの切り返しのデザインを別々にして個性化を図る。」

マルチビジョン下部のスペースを加工して2DINスペースを確保し、ここにケンウッドのナビをビルトインする。

「マルチビジョン下部のスペースを加工して2DINスペースを確保し、ここにケンウッドのナビをビルトインする。」

仲間内でのムードメーカーにもなっている橘さん。狙い通りの愛車の仕上がりに満足度もマックスだ。

「仲間内でのムードメーカーにもなっている橘さん。狙い通りの愛車の仕上がりに満足度もマックスだ。」

コクピットには狙い通りラスタカラーを要所に用いたデザインを投入したクラウン。ただしラゲッジのようにグリーン/イエロー/レッドの色使いではなく、グリーン+イエローを主に使った処理でカラーリングによる統一感を出しつつ、色数を減らすことでシンプルに仕上げているのもポイント。ドアやAピラーのカラーリングで要所要所に見どころを作りつつも、ダッシュやコンソールまわりなどは純正デザインを生かしているところもバランスが良い。

もうひとつのカスタムポイントはナビの取り付けだ。マルチビジョンの下部スペースを加工してケンウッドのMDV-Z702をインストール。違和感なく2DINナビをビルトインすることで、視認性や操作性を高めている。オーナーが大好きなレゲエをSDカードなどに保存してクルマに持ち込んでドライブで楽しんでいる。

他とは違うカラーリング、独自のオーディオブランドのチョイスと、自分だけのカスタムデザイン&オーディオシステムにこだわったオーナー。どこにもないカスタムインストールができ上がったのも、そんなオーナーならではの狙いとコンセプトがあったからこそ。唯一無二のインストールが施されたクラウンは隅々までオーナーお気に入りのカスタムオーディオマシンとなった。

《text:土田康弘》

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