人気ブランド“グラウンドゼロ”より大注目のニューパワーアンプ登場! その実力を徹底Check!! Part.1 | Push on! Mycar-life

人気ブランド“グラウンドゼロ”より大注目のニューパワーアンプ登場! その実力を徹底Check!! Part.1

カーオーディオ特集記事
グラウンドゼロ・GZPA SQ シリーズ
グラウンドゼロ・GZPA SQ シリーズ全 6 枚拡大写真

ドイツ発の実力カーオーディオブランド“グラウンドゼロ”から、注目すべきハイグレードパワーアンプが2機種、堂々の新登場を果たした。これらの実力を確認すべく、海を渡って到着したばかりの実機にて早速のテストを実行した。そのリポートを2回にわけてお届けする。

グラウンドゼロ・GZPA 4SQ

定評のある人気パワーアンプ『Reference XS』シリーズの後を受けて新登場。


さて、今回登場するモデルの名は、『GZPA 4SQ』と『GZPA 2SQ』である。“グラウンドゼロ”のパワーアンプの最上位ライン『GZPA』シリーズに新たに加わったニューモデルだ。

完全なる新機種であるが、実質的にはこれまであった『GZPA Reference 4XS』(税抜価格:29万4500円)および『GZPA Reference 2XS』(税抜価格:29万4500円)の後継機と言っていい。『XS』シリーズの両機が終売となり、それに代わるモデルとして登場したというわけだ。

ちなみに、『GZPA Reference 4XS』と『GZPA Reference 2XS』はともに、ハイエンドユーザーから厚い支持を集める人気モデルだった。両機には、“グラウンドゼロ”のトップエンドモデルの証である“Reference”という称号が冠されていて、しかしながらその称号を比較的にリーズナブルに手にできることも利点だった。実際、“Reference”の名を纏うにふさわしい実力が確保され、ユーザーに、所有したとき、そして使ったときのどちらにおいても高い満足感を与えてくれる、確かな名機であったと言っていい。

そんな「手頃な“Reference”パワーアンプ」が姿を消してしまったことを残念なニュースだと捉えている方も少なくないだろう。そしてそれらが人気モデルだったからこそ、それに代わる『GZPA 4SQ』、および『GZPA 2SQ』に掛かる期待も大きくならざるを得ないのだが…。果たして、『SQ』シリーズの2台に、“XSロス”を補完できる性能が与えられているものなのか、否か…。

グラウンドゼロ・GZPA 2SQ

筐体はまったくの新デザイン。作りはなかかなに手が込んでいる…。


音を聴く前に、実機を見て細部の作りを確認した。まず基板を見ると、『Reference XS』シリーズとの共通点が多いことを確認できた。パーツの配置が似かよっている。聞けば、シールドカバー付きデュアルパワーサプライやTI社製バーブラウンのオペアンプ、ムンドルフ社製のMCapキャパシターといった高級パーツがふんだんに使われていることも『Reference XS』シリーズと同様とのことだ。内部設計において、『Reference XS』シリーズの技術が継承されていることは間違いなさそうだ。

一方、筐体の見た目は完全なる別物だ。これまで“グラウンドゼロ”の上級パワーアンプは、カラーリングの違いはあれど同一イメージのデザインで仕上げられていたのだが、『SQ』シリーズではまったくの新デザインが与えられている。

なおボディの各所を観察すると、当機が意欲作であることを実感できた。ヒートシンクはブラックアルマイト処理が施された肉厚な仕様となっていて、サイドパネルには板厚8mmの重厚なアルミ合金が使われている。シリーズ名となっている“SQ”とは言うまでもなく“サウンド・クオリティ”を意味するアルファベットだが、その名のとおり音質性能が優先されて作られているであろうことが、各部から垣間見られた。

また、トップパネルの手前側に“GROUND ZERO”のロゴが白色に光るイルミネーションが備えられている点も注目ポイント。これまで“グラウンドゼロ”のパワーアンプでは、内部基板を光らせることはあってもロゴがイルミ化されているモデルはなかったわけで、新鮮味は高い。

ルックスの雰囲気が変わったことは悪いことではないだろう。むしろ進化が伺えて、好感の持てるデザインだと思えた。

グラウンドゼロ・GZPA 4SQ

サイズや出力は従来機と概ね同一。一方、周波数特性は大きく向上。


続いては、両機のスペックを紹介していこう。すでにニュースリリースでその詳細が公表されているので、ここでは主要なものだけにとどめさせていただく。

★GZPA 4SQ(税抜価格:24万5000円)
●仕様:4ch(4/3/2ch)パワーアンプ
●定格出力:125W×4(4Ω)225W×4(2Ω)350W×4(1Ω)450W×2(4Ωブリッジ)700W×2(2Ωブリッジ) ●周波数特性:10Hz~50kHz ●S/N比:90dB ●サイズ(幅×奥行×高さ):420×222×60.5mm ●質量:6.2kg
★GZPA 2SQ(税抜価格:21万5000円)
●仕様:2ch(2/1ch)パワーアンプ
●定格出力:175W×2(4Ω)315W×2(2Ω)500W×2(1Ω)630W×1(4Ωブリッジ)1000W×1(2Ωブリッジ) ●周波数特性:10Hz~50KHz ●S/N比:90dB ●サイズ(幅×奥行×高さ):420×222×60.5mm ●質量:6.0kg
価格は、『Reference XS』シリーズと比べて値頃感が高められている。“Reference”シリーズとは異なる新たなグレードのモデルであることを、価格からも感じ取れる。

サイズ的には『Reference XS』シリーズと大きく変わらないのだが、若干小ぶりになっている。横幅は同一で、奥行きが16mm、高さが7mm、それぞれスリム化されている。定格出力も概ね同一だ。4chモデルでは5Wのパワーアップが図られ、2chモデルでは逆に25W省力化されている(ともに4Ωステレオ接続時の1chあたりの数値)。とは言え、その差は大きなものではない。

注目すべきは「周波数特性」だ。低域側の範囲は従来機と同様ながら、高域側が30kHzだったところから50kHzにまで伸ばされた。『Reference XS』シリーズ以上の性能アップも、ある部分では果たされているというわけだ。

グラウンドゼロ・GZPA SQ シリーズグラウンドゼロ・GZPA SQ シリーズ

最新モデルならではの新技術も盛り込まれ、完成度が高められている。


機能についてもチェックしておこう。まず注目したいのは“バリアブル バイアス セッティング機能”。これは『Reference XS』シリーズを含むすべての『Reference』パワーアンプに搭載されている機能だ。通常のClass-A/B動作から、より鮮度の高いClass-A動作領域まで無段階で調節できるというこのスペシャルな特長が、『SQ』シリーズの2機種にもしっかりと備えられている。

接続の自在性は、『Reference XS』シリーズよりも高められている。ともに4Ωステレオの他に、2Ωステレオ、1Ωステレオ、4Ωブリッジ、2Ωブリッジ接続も可能だ(1Ωステレオと2Ωブリッジ接続は従来機では不可だった)。この点ではより高性能になっている。

“クロスオーバー”機能は、使い勝手は同様ながら周波数の選択範囲が広がっている。ハイパス、ローパスともに20Hz~400Hzの範囲で設定でき、“フィルタレンジスイッチ(X10)”をONにすれば200Hz~4kHzへとレンジを変更することも可能だ。“バンドパス”にも対応している。

なお『GZPA 2SQ』では、その“クロスオーバー”回路をスルーする“ピュアダイレクトモード”が搭載されている。外部プロセッサーを導入する際には、当スイッチが活きてくるだろう。そしてさらに、0°~180°まで位相をバリアブルに変更できる“フェイズコントロール機能”も新採用されている。これも実際に使用する際に大きな武器となりそうだ。『Reference XS』シリーズよりも低価格化が果たされていながらも、最新機種らしい新技術が多々盛り込まれていて、完成度はむしろ高められている。

以上が『GZPA 4SQ』および『GZPA 2SQ』のプロフィールの全容だ。問題はそのサウンドなのだが、それについては次週に詳しくお伝えする。

結論だけは先にお伝えしておきたい。『Reference XS』シリーズに勝るとも劣らない実力が備えられていたことは確かだ。ヒットの予感は大きい。詳細は次回の記事にて。乞うご期待。

《太田祥三》

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