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標準車以上、Mモデル未満の「Mパフォーマンス」とは?…BMW

自動車ニュース

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BMWのラインナップにおいて、急速にバリエーションを増やしているのが「M PERFORMANE(Mパフォーマンス)」と呼ばれる仕様。9月6日に発表された新型『X4』にも「M40i」としてMパフォーマンスモデルが設定されている。

「Mパフォーマンス」とはどんな仕様なのだろうか? ポイントとなるのはBMWのサブブランドである「Mモデル」との関係である。Mモデル(Mハイパフォーマンスモデル)とはM2、M3、M4など“M”が車名につく、サーキット走行までを前提にした超高性能モデルのことだ。

「通常のモデルとMモデルの中間に位置する存在です」と教えてくれたのは、ビー・エム・ダブリュー株式会社でBMW Mのセールスマネージャーを務める松井優希氏だ。

「『Mパフォーマンス』はMモデルと同様にBMWの高性能車部門であるBMW M社が、レーシングカーの開発思想に基づくM社の設計基準で作り上げています。しかし、Mモデルと違ってターゲットはサーキットで限界走行するような人ではありません。サーキットを走るのではなく高速道路などでワンランク上のパフォーマンスを楽しみたい人を対象としているのです」という。

新型X4のMパフォーマンスモデルであるM40iは停止状態から100km/hまでの加速がわずか4.8秒という俊足を誇るストレート6の360馬力エンジン(最大限の加速を実現するローンチコントロールも搭載)をはじめ、左右のトルクベクタリングをおこなうMスポーツ・ディファレンシャルなども採用。シリーズ最高峰のスポーツドライビングを堪能できるグレードなのだ。

ちなみにBMWラインナップ全体における「Mパフォーマンス」の設定は現在のところ5モデル。登場以来「Mパフォーマンス」モデルの販売台数は増え続けていて、今後はさらに多くの車種に用意される予定だという。

《text:工藤貴宏》

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