予算10万円以内でカーオーディオを満喫!? 具体的プランをシミュレート! Part1「1点豪華主義的にスピーカーをチョイス」 | Push on! Mycar-life

予算10万円以内でカーオーディオを満喫!? 具体的プランをシミュレート! Part1「1点豪華主義的にスピーカーをチョイス」

ドライブと音楽は切っても切れない関係にある。その音楽が、もっと良い音で聴けたらどうだろう。ドライブは絶対に、今よりもっと楽しくなる。しかし、良い音にするには何をどうすればいいのかわからない…、そう思っている人も少なくないのではないだろうか。

カーオーディオ 特集記事
MTXオーディオ『IP663』
MTXオーディオ『IP663』 全 6 枚 拡大写真
ドライブと音楽は切っても切れない関係にある。その音楽が、もっと良い音で聴けたらどうだろう。ドライブは絶対に、今よりもっと楽しくなる。しかし、良い音にするには何をどうすればいいのかわからない…、そう思っている人も少なくないのではないだろうか。

というわけで、今回から5回にわたり、カーオーディオの音を良くするための具体的なスタートプランをシミュレートしていこうと思う。予算設定は「10万円以内」(製品代のみ)。約30社にもおよぶ海外カーオーディオブランドの製品をディストリビュートしている“イース・コーポレーション”にご協力いただき、同社が取り扱っている製品を例に、予算10万円以内でどんな楽しみ方ができるのかを、リアルにじっくりと考えていく。


音の出口であるスピーカーに予算を割くと、ガラリと音を変えられる!?


さて、連載の第1回目となる今回は、「1点豪華主義的にスピーカーをチョイス」するという作戦を紹介する。本格的にカーオーディオシステムを構築しようとすると、さまざまなタイプのユニットが必要となる。ざっとあげると、ソースユニット、プロセッサー、パワーアンプ、サブウーファー…。しかしそれらをすべて後回しにして、フロントスピーカーだけを新調する、という楽しみ方もある。今回はこの方法にフォーカスしたいと思う。

実際、この作戦は人気が高い。なぜならば音の出口であるスピーカーは、全体のサウンド傾向に与える影響力がオーディオシステムの中でもっとも大きいからだ。まずはその部分に予算を割けば、音質の変化量を大きく稼ぐことが可能となる。さらには、あとあとシステムアップしようと考えたときにも、最初に選んだスピーカーを長く使える。ガラリと音を変えることができ、かつ、将来的にもそれが無駄にならない、というわけだ。

ところで、市販スピーカーは1万円台から販売されている。そしてそのくらいの価格のモデルであっても、純正スピーカーと比べて明らかに能力が高い。純正スピーカーを取り外して手に取ってみるとよく分かるのだが、走行性能、安全性能に直接関係していないスピーカーにコストがかけられているはずもなく、チープに作られているというのが現実だ。

であるので、1万円台のスピーカーであっても、純正スピーカーと比べての性能差はなかなかに大きい。しかし…。

仮に1万5000円のスピーカーがあったとして、それに対して3万円のスピーカーは価格が倍だ。6万円のスピーカーならばそれよりもさらに倍の価格となる。価格が上がれば、性能も概ねそれに比例していく。10万円以下のスピーカーにおいては特に、グレード違いによる性能差は結構大きい。

というわけで仮に予算が10万円あるならば、その多くをスピーカーに注ぎ込むと、ハイエンドとはいかないまでも、ミドルグレードのスピーカーの装着も視野に入ってくる。まさしく“一点豪華主義”的に、かなりの高品質なスピーカーにも手が届く、というわけなのだ。

スピーカー交換には、取り付け費用も必要となる。取り付けは「スピーカーを作る作業」と心得たい。


ただし、スピーカーを装着する際には取り付け費用もかかってくる。そしてその取り付け費用は、手のかけ方や車種ごとの状況で大きく変化する。というのもカーオーディオのスピーカーは、売られている状態ではまだ半完成品だ。取り付けて初めてスピーカーとして完成する。つまり、取り付け作業はスピーカーの“箱”を作る作業だとイメージすべきなのだ。そして、そこにどれだけ手をかけるかで完成度も変わってくる。

また、車両側のそもそものコンディションの違いで、取り付けに大きな改造が必要となるケースも出てくる。手軽なスピーカーになるほど取り付け性も高められているので、大々的な改造が必要となる可能性は低くなるが、ある程度の取り付け費用がかかること、そして、より良い音を得るためには取り付け予算も多めに想定したほうがいいということも、覚えておいていただきたい。

なお今回の特集では、製品代のみで10万円以内に収まるようにプランを設定していくが、ある程度取り付け費用がかかることも鑑みて、製品代を抑え目にしてプランを考案していこうと考えている。

ところで最近は、HP等で取り付け工賃を明記しているお店が増えている。スピーカー交換を考える際には、そういった情報もチェックしておくと、予算のイメージをつかみやすい。ご参考にしていただきたい。

それでは、10万円以内の予算でおすすめとなるスピーカーにはどのようなものがあるのか、具体的に紹介していく。“イース・コーポレーション”に、たくさんの候補の中から今回は、以下の4製品をピックアップしてもらった。

★01 「上級エントリースピーカー導入プラン」
【ターゲット】●グラウンドゼロ『GZUC 650SQX』(税抜価格:6万6000円)

グラウンドゼロ『GZUC 650SQX』

ドイツ発の実力ブランド“グラウンドゼロ”は、エントリーからハイエンドまでラインナップが幅広い。しかもそれぞれが、同価格帯の製品と比べて優れたコストパフォーマンスを発揮すると評判だ。日本に紹介されて数年で一躍人気ブランドの1つへと成長したのは、そこのところが口コミで広まったからにほかならない。

当機もコスパの高さが評価され、売れ行き好調な人気モデルとなっている、とのことだ。そしてこのくらいの価格の製品であれば、取り付けにそこそこ手をかけても、10万円内に収まる可能性も高まってくる。

なお、当機に付属している“パッシブクロスオーバーネットワーク”は“バイアンプ接続”にも対応している。それを利して接続の仕方をステップアップさせることで、スピーカーはそのままでもワンランク上のサウンドを得ることも可能となる。

グラウンドゼロ『GZUF 60SQX』

また当機が属している『GZUC』シリーズには、ミッドレンジスピーカー(『GZUF 60SQX』(税抜価格:3万1000円)が単体でラインナップしている。それを使えば、後々“3ウェイシステム”へと発展させることも比較的に容易に実行できる。つまり、リーズナブルなモデルでありながら、上級な使い方もできるスピーカー、ともなっている。当機ならば末長く楽しめる。

★02 「本格アメリカンサウンドゲットプラン」
【ターゲット】●ロックフォード・フォズゲート『T2652-S』(税抜価格:7万5000円)

グラウンドゼロ『GZUF 60SQX』

“ロックフォード・フォズゲート”は、“イース・コーポレーション”の取り扱いブランド中の看板ブランドの1つだ。つまり、多くのファンに支持されている大人気ブランド、というわけだ。そのサウンドはパワフルでキレ味が鋭くパンチが効いている。手応えあるサウンドがお好みならば、“ロックフォード”は候補の筆頭になり得る。

製品ラインナップは大きくわけて3ラインあり、当機はその中でもトップグレードに位置する『パワーシリーズ』に属している。なお当機は価格的に上級エントリーモデルよりもワングレード上であるので、性能的にもそれらとは一線を画していると思っていいだろう(サウンドの好みは別にして)。

とは言いつつ10万円までにはまだ多少の余裕があるので、ライト仕様な施工方法をチョイスすれば、総額で10万円以内に収められる可能性も出てくる。その点でもおすすめ度は高い。また、パッシブクロスオーバーネットワークは“バイアンプ接続”にも対応しているので、ワンランク上の鳴らし方も楽しめる。

★03 「上級スピーカー奮発プラン」
【ターゲット】●JLオーディオ『C3-650』(税抜価格:8万9000円)

JLオーディオ『C3-650』

10万円という予算の大半を製品に投入するのも1つの手だ。取り付け工賃を考えると、10万円をオーバーする可能性も高まるが、そこは割り切って考える、という作戦だ。できるだけ上位グレードのスピーカーを手にしておけば、使ってからの満足度は当然ながら高くなる。

ちなみに“JLオーディオ”も古くから存在しているアメリカンブランドの1つだ。かつてはサブウーファーの人気が特に高かったが、現在は、パワーアンプ、そしてスピーカー、これらも万遍なく人気を博している。確かな実力を有しているブランドであることは間違いない。

サウンド傾向は、至って優等生タイプ。基本的な性能が高いので確かなサウンドを手に入れられる。そしてクセも少なく、聴く音楽のジャンルを選ばないところも利点だ。

ちなみに当機は、ツィーターをミッドウーファーの同軸上に取り付けることも可能。つまり、フルレンジスピーカー的な取り付け方もできる。とりあえずはフルレンジ的に運用して当初の取り付け費用をできるだけ抑える、という作戦も取れる。

★04 「3ウェイ簡単構築プラン」
【ターゲット】●MTXオーディオ『IP663』(税抜価格:7万5000円)

MTXオーディオ『IP663』

写真(タイトル写真も当機)を見ていただいてわかるとおり、当機は3ウェイスピーカーであり、しかも、ツィーターとミッドレンジが特殊な筐体に収められている。通常の3ウェイスピーカーはインストールに手間が掛かるので、その点で導入のハードルが高まるのだが、当機ならばツィーターとミッドレンジをダッシュボードの上に“ポン”と置くように取り付けられる。なので、3ウェイを比較的に簡単に導入することが可能となる。

3ウェイは、音的にメリットが多々ある。サウンドに厚みを出せるし、もっとも美味しい中音域を濃厚に再生しやすくなる。中音域を担当するスピーカーを高い位置に取り付けられるので、音情報をロスすることも少なくなる。

当機ならば、3ウェイのデメリット(取り付けの大変さ等)は少なく、メリットばかりが活きてくる、というわけなのだ。本格的なスタイルである“3ウェイ”を手軽に楽しむという選択肢も大アリだ。10万円という予算で、できるかぎりの高音質を、と考えたときには、当機のことを思い出すベシ。

“一点豪華主義”的に良いスピーカーを選んでおくと、楽しさも倍増!


ここで紹介したスピーカーならばどれでも、初めてのスピーカーとして十二分に高性能だ。ゆえに、どれを選んでも満足度の高いサウンドが手に入れられ、長く使っても飽きがきにくい。

ちょっと奮発して良いスピーカーを買っておくと、楽しさも大きくなることは必至だ。いろいろと試聴をして好みのサウンドを探し出し、自分にとってぴったりなスピーカーを見つけよう。

《太田祥三》

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