フロントスピーカー、アナタならどう鳴らす? 第17回「MTXオーディオ研究」 | Push on! Mycar-life

フロントスピーカー、アナタならどう鳴らす? 第17回「MTXオーディオ研究」

音の出口であるフロントスピーカー。それに何を使うか、そしてそれをどう鳴らすかが、カーオーディオシステムを構築する際の1つのハイライトとなる。そこにフォーカスし、その選び方、使い方を研究してきた当特集。今回は、「MTXオーディオ」をクローズアップする。

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MTXオーディオ・IP863
MTXオーディオ・IP863 全 7 枚 拡大写真
音の出口であるフロントスピーカー。それに何を使うか、そしてそれをどう鳴らすかが、カーオーディオシステムを構築する際の1つのハイライトとなる。そこにフォーカスし、その選び方、使い方を研究してきた当特集。今回は、「MTXオーディオ」をクローズアップする。


■「MTXオーディオ」というと、超規格外サブウーファー『JACK HAMMERシリーズ』が思い付く…。

老舗アメリカンカーオーディオブランドの1つである「MTXオーディオ」。設立は1980年と古く、アメリカンブランドの代表格、「ロックフォード・フォズゲート」が立ち上がったその翌年に、ブランドの歴史がスタートしている。

ところで「MTXオーディオ」というと、超ド級のユニットサブウーファー、『JACK HAMMERシリーズ』を思い出す人も多いはずだ。設立35周年を記念してリリースされた当シリーズは、サイズ的にもそして価格的にも超規格外。スクエア型ユニットの『TS9924-22』は口径が61cm、そして税抜価格は220万円、丸形の『T9922-22』は56cm口径で税抜価格は198万円…。

これらのインパクトがあまりにも強いために、「MTXオーディオ」と言うと、“アグレッシブ”、“ハイパワー”、“重厚”、“タフネス”、“BIGスケール”、“ストロング”、このようなイメージが持たれる傾向が非常に強い。

ただし…。実際これらは、「MTXオーディオ」を説明する形容詞として正しいのだが、同ブランドは実は、単に力強さだけが特長のブランドではない。サウンドクオリティを優先させたモデルもしっかりとラインナップしていて、Hi-Fiユーザーからも厚い支持を集めている。つまり「MTXオーディオ」は、なかなかに“懐が深い”ブランドなのである。

さて、そんな「MTXオーディオ」のスピーカーラインナップを詳しく見ていこう。まず取り上げるべきは、主に3ウェイコンポーネントスピーカーで構成される『イメージプロ・シリーズ』だ。当シリーズは、通常の3ウェイスピーカーとは明らかに異なる特長を持っている。なんと、ツィーターとミッドレンジスピーカーが特殊な筐体に収められ一体化されているのだ。こうすることで、ツィーターとミッドレンジの“簡単取り付け”が可能となった。つまり、3ウェイシステムのメリットを手軽に手に入れられるスピーカーなのである。


■ツィーターの位置を、ミッドレンジの外周上で自在に動かせる!

『イメージプロ・シリーズ』は、4製品で構成されている。ツィーターとミッドレンジとが一体化された『SEE(Sound Enhancement Enclosure)』のみで製品化されている『IP432』(税抜価格:3万8000円)と、『SSE』とミッドウーファーとが組み合わされた、3タイプの3ウェイコンポーネントスピーカーとが用意されている。その内訳は上から、『IP863』(税抜価格:13万8000円)、『IP663』(税抜価格:7万5000円、『IP463』(税抜価格:5万5000円)、以上の3機種が名を連ねている。

なお最上位機種の『IP863』では、パッシブクロスオーバーネットワークが付属していない。つまり当機では、何らかのアクティブクロスオーバーと組み合わせる必要が出てくる。より本格的に運用されることが前提となったモデル、というわけだ。

ところで『SSE』は、3ウェイを手軽に導入できることを目指して作られたものであるのだが、その利点を伸ばすべく、筐体にはいくつかの工夫が盛り込まれている。最大の見どころは、ツィーターをミッドレンジの外周上で自由に動かせること(可動範囲は約270度)。結果、前方視界をもっとも遮らない位置、かつ、もっとも音響的なコンディションが優れた位置を、自在に選ぶことができるのだ。

3ウェイに興味があるけれど、取り付けの手間とコストを考えて二の足を踏んでいたという方は、『イメージプロ・シリーズ』にご注目を。


■2ウェイコンポーネントスピーカーの最上位モデルは創設者の“シグネチャー”モデル!

「MTXオーディオ」はさらに、スピーカーのラインを4つ持っている。上位機種から順番に見ていこう。まず、2ウェイコンポーネントの最上級ラインとして『シグネチャー・シリーズ』が用意されている。同ブランドの創設者であり現CEOであるロイド・イーベイ氏の“署名が入れられた(シグネチャー)”モデルであるというこれは、その名のとおりに同ブランドの威信をかけて作られたモデルと言っていい。「MTXオーディオ」がこれまでに培ってきたノウハウがすべて注入され、完成されている。

シリーズに含まれているモデルは2つ。1つが16.5cm2ウェイコンポーネントスピーカーである『SS7』、もう1つが13cm2ウェイの『SS5』だ。そしてこれらの価格はともに9万5000円(税抜)。トップエンドスピーカーでありながら10万円を切っているというところもうれしいポイントだ。エントリーグレードスピーカーから本格モデルへのステップアップを考えたときには、当シリーズのことも思い出したい。

そしてこれに続くのが、『サンダー・シリーズ』だ。当ラインは、1つの2ウェイコンポーネントスピーカーと3つのコアキシャルスピーカーでシリーズが構成されている。コンポーネントスピーカーの名は『THUNDER61』(税抜価格:3万7000円)。価値あるエントリースピーカーをご所望なら、当シリーズも要チェック。

そして通常ラインの中での最エントリーシリーズ『サンダー6000・シリーズ』があり、さらには、高出力・高能率を特長とする外向きスピーカーとして最適な『ロードサンダーエクストリーム・シリーズ』も用意されれている。

他ブランドにはないユニークなモデルも持っている「MTXオーディオ」。コストパフォーマンスの優れた使いやすいスピーカーをお探しながら、「MTXオーディオ」にも、目を向けてみるベシ。

《太田祥三》

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