“JLオーディオ”の『プロセッシング・ユニット』の実力に迫る! Part2『TwKシリーズ』とは? | Push on! Mycar-life

“JLオーディオ”の『プロセッシング・ユニット』の実力に迫る! Part2『TwKシリーズ』とは?

人気アメリカン・カーオーディオブランドである“JLオーディオ”から、今春、新たなフラッグシップパワーアンプ『VXiシリーズ』が登場した。旗艦機ならではの高音質性能を最大の特長としつつ、なんと、高性能なDSPも内蔵するという相当な意欲作…。

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JLオーディオ・TwkD8
JLオーディオ・TwkD8 全 7 枚 拡大写真
人気アメリカン・カーオーディオブランドである“JLオーディオ”から、今春、新たなフラッグシップパワーアンプ『VXiシリーズ』が登場した。旗艦機ならではの高音質性能を最大の特長としつつ、なんと、高性能なDSPも内蔵するという相当な意欲作…。

登場するやいなや大きな話題を集め、当機を搭載したデモカー、ダッジ・チャレンジャーも、参加するイベント会場ごとで、試聴したカーオーディオ愛好家たちを唸らせ、驚かせている。


JLオーディオ・Twk88

“タイムディレイ”が適応された純正オーディオの信号もフラットに戻せる『FiXシリーズ』


さて、この『VXiシリーズ』が注目を集めている今だからこそ、改めて同ブランドの“プロセッシング技術”を再検証しようと試みている。同社が擁する2つの『プロセッシング・ユニット』にフォーカスし、それらの実力を掘り下げている。

先週は、新機軸な“ライン出力コンパーター”、『FiXシリーズ』をフィーチャーした。内容を簡単におさらいしておこう。まず当シリーズは、“ハイ/ローコンバーター”として高性能であることが最大の特長だ。特に注目すべきは、純正オーディオの音楽信号を再構築する能力。純正オーディオが“マルチアンプシステム”となっていて、しかも各chの信号に“タイムディレイ”までもが適応されていたとしても、その信号をフラットな状態に戻すことが可能なのだ。

そこまでの機能を有した『ハイ/ローコンバーター』は現在、『FiXシリーズ』をおいて他にはない。つまり“JLオーディオ”は今、純正オーディオとの親和性において、もっとも進んだブランドとなっている、というわけなのだ。

では、“JLオーディオ”における唯一の“単体デジタルシグナルプロセッサー”、『TwKシリーズ』はどうだろう。『VXiシリーズ』や『FiXシリーズ』のように、これならではのスペシャリティが備えられているのか否か…。

JLオーディオ・TwkD8JLオーディオ・TwkD8JLオーディオ・TwkD8

実力機でありながら高いコストパフォーマンスも発揮!


ラインナップから見ていこう。『Twkシリーズ』は2モデルで構成されている。1機種が『Twk88』(税抜価格:11万円)、そしてもう1機種が『TwkD8』(税抜価格:8万円)だ。

最初に、2機種間の違いを説明しておく。大きく異なっている部分はただ1点、入力端子設定の違いだけだ。『Twk88』では8系統のRCA入力と2タイプのデジタル入力(同軸orTOSLINK、どちらか一方を選択して使用)が装備されているのに対し、『TwkD8』はアナログ入力端子を持たず、デジタル入力(TOSLINK)が備えられているのみだ(両機ともデジタル入力は24bit/48kHzまでサポート)。

なお2機種とも“ハイレベルインプット”は持っていない。つまり、『ハイ/ローコンバーター』が必要なケースにおいては『FiXシリーズ』との併用が前提となる。さらに言えば『TwkD8』の方は、『FiX82』との連携を前提として作られた“専用機”、という趣きとなっている。

と言うのも『FiX-82』は、8ch入力を備えながらも出力はデジタル出力(TOSLINK)のみ。このデジタル出力端子は、『TwkD8』のデジタル入力端子と接続するためのものだったのだ。

とは言いつつ、『FiX-82』と『TwkD8』はともに、他社の機器との接続も可能だ。『FiX-82』は光入力が備わっている他社の“DSP”と繋げられるし、『TwkD8』は他社の“DAP”とも連携できる。それぞれ汎用性も備えられている。

であるので、こんな捉え方もできる。「『TwkD8』は機能が絞られた合理的なハイコストパフォーマンス機」、ともなっているのだ。入力端子を限定することで(機能を合理化することで)、『Twk88』と比べて3万円もの低価格化が実現できている。ソースユニットにデジタル機器を使おうとしているのなら、『TwkD8』をチョイスすれば比較的にローコストで高性能な“本格単体DSP”を手にできる、というわけなのだ。

JLオーディオ・TwkD8(右)とロックフォード フォズゲート・DSR1(左)とのサイズ比較。上はiPhone8。

“コンパクトであること”も利点。そして機能においても死角なし。


また『Twkシリーズ』は、“コンパクトであること”も利点だ。筐体サイズは109x132x47mm。小型であることも特長とする“DSP”と言えば、“ロックフォード・フォズゲート”の『DSR1』(税抜価格:7万8000円)が思い付くが、こちらのサイズは130mm×102.5mm×32mm。『Twkシリーズ』は、それに肉迫するほどの小型化が実現できている。厚みの差が15mmあるので、その分『DSR1』の小ささは際立っているが、『Twkシリーズ』も超小型モデルと言っていいレベルにある。

さて、コントロール機能のはどうなのかというと…。

これについては、『VXiシリーズ』とほぼ同等。チューニングソフトは共通なので、最新アプリケーションならではの快適な使い心地が味わえる。

チューニング機能においての主だったスペックは以下のとおりだ。“イコライザー”は、ch独立の“10バンドパラメトリックイコライザー”で、各chごと、-12.0~+6.0dBの範囲で、またQは0.25~10の範囲で設定可能だ。調整周波数は20Hz~20kHzの中で0.1Hz刻みで任意に選択できる。

“タイムディレイ”は、0~12.47ms(0~692.9cm)の中で0.01msステップで設定可能だ。

“クロスオーバー”は、-6dB~48dB/octまでの間で、6dB/oct刻みでスロープを切り替えられる。

機能に関してももちろん不足はない。十二分な能力が備えられている。

ただ、『VXiシリーズ』ではコントロールを、パソコンのみならずスマホやタブレットでも行えるのだが、『TwKシリーズ』ではパソコンのみ。この点においては最新機種との差が出た格好だ。

なお、チューニングソフトである『TüN』は、ユーザーの技術レベルに合わせて、調整モードを“Basic”、“Advance”、“Expert”の3タイプの中から選択可能だ。手軽な操作も緻密な制御もできるのだ。

現代カーオーディオではますます“DSP”の存在感が大きくなっている。結果、各社からさまざまなタイプの“DSP”がリリースされることとなっているのだが、その中にあって“JLオーディオ”の各機も、同社ならではの実力と魅力をしっかりと携えることができている。

人とはひと味違った先進性の高い“DSP”をお探しならば、“JLオーディオ”の『VXiシリーズ』、『FiXシリーズ』、『TwKシリーズ』を検討してみてはいかがだろうか。カーオーディオシステムを最新スタイルで完成できる。要チェック。

JLオーディオ・Twkシリーズのチューニング風景。

《太田祥三》

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