フェラーリが、ブランド初となる直列4気筒エンジンを開発しているという噂が一部海外メディアで報じられている。これは電動ターボの直列4気筒エンジンを、特許出願していたことが明らかになったからだ。
但し、出願された模式図は4気筒とも、V8の片バンクとも不明で断言は出来ないという。しかしエレクトリック・ターボを開発していることは間違いないようだ。このシステムは、排気によって蓄電するというレーシングモデルのようなものだという。また、発電機の強弱によりタービンの回転数を調整可能にするため、エキゾーストシステムのバルブをコントロール。結果エキゾーストノートの向上へつながるという。
まさに次世代フェラーリのエンジンと言えるが、果たしてどんなモデルに搭載されるのか気になる所だろう。特に現在、コンパクトモデルを開発しているという情報はないが、昨年から復活が噂されている『ディーノ』新型は可能性を感じさせる。
今回掲載したスパイショットは、以前撮影に成功した「ディーノ」新型とも噂された、フェラーリ謎のプロトタイプだ。「ディーノ」新型の予想パワートレインは、アルファロメオ ジュリア『クアドリフォリオ』に搭載されている、2.9リットルV型6気筒DOHCツインターボと伝えられているが、フェラーリ初の直4エレクトリック・ターボ搭載となれば、大きな話題となるはずだ。
《text:Spyder7 編集部》