ポルシェ『911 スピードスター』新型プロトタイプが、ほぼフルヌードの状態でニュルブルクリンク高速テストに姿を見せた。動画では、ポルシェの軽量モデルらしい、抜群の加速力、コーナリングなどが堪能出来る。
ポルシェ伝統の限定モデルと言えば『スピードスター』だ。1950年に初代が設定されて以来、度々『911』に設定されているが、2010年の「997スピードスター」以降は設定されておらず、最新の991型に設定されれば8年ぶりの復活となる。
捉えた最新プロトタイプは、より低く傾斜したフロントウィンドウを始め、ルーフを廃した手動ソフトトップによるフラットなシルエット、そしてソフトトップを収納するカーボンファイバー製「ダブルバブル」のハードカバー、GT3から流用されるホイール、アクティブ・リアスポイラーなどが見て取れる。
パワートレインは、911GT3から流用される4リットル水平対向6気筒NAエンジンを搭載。最高出力は500ps、最大トルクは459Nmを発揮すると見られている。
ワールドプレミアは情報が錯綜しているが、今秋が最有力とされている。今年は、スピードスターにとっても70周年記念イヤーとなる。そのため、誕生年の1948年と同じ1948台の限定生産と噂されており、1億円を超えるプレミア価格となることもあり得るはずだ。
《text:Spyder7 編集部》