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アルファロメオ、108年の歴史で初のSUVモデルが登場---ステルヴィオ

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アルファロメオ は9日、軽井沢マリオットホテル(長野県)にて、新型SUV『ステルヴィオ』(Alfa Romeo Stelvio)を発表した。ステルヴィオは、108年の歴史を持つアルファロメオの中で初の量産SUVとなるモデル。

2016年のロサンゼルスモーターショーでの発表、次いで2017年には同国での先行発売で注目を集め、新たなイタリアンSUVの登場に、期待を抱く人も多くいたに違いない。

ステルヴィオは、2017年9月に導入された『ジュリア』に続く、アルファロメオを代表するモデル。ジュリアから採用された「GIORGIO」プラットフォームを継承し、アルファロメオのDNAと、ジュリアのスポーツ性能を搭載したSUVとして、アルファロメオファンはもちろん、SUVファンからも注目の眼差しが向けられている。

ステルヴィオの名は、アルプスで二番目に標高が高く、モータリストの聖地として名高いステルヴィオ峠に由来する。つまり高い運動性能を求める人へ、期待を裏切らない自信作として名付けられたわけだ。

ステルヴィオ担当のエンジニアのアンドレア・ジザック氏は、「ステルヴィオに至る系譜を遡ると、1952年に登場したイタリアの軍用車『MATTA』に辿り着く。その後、1989年の『33』(後期型)、2003年の『Kamal』コンセプトと、それぞれのエッセンスが盛り込まれている。このステルヴィオは、アルファロメオとしてのルネッサンスであり、すなわちアルファの英知。我々にとっても大作である。GIORGIOプラットフォームを採用する、ファミリーの一員であり、今後のDセグメントを担うモデルとして、アルファロメオのトップパフォーマンスを、ぜひ堪能いただきたい」と話す。

ステルヴィオの内外装デザインは、エルゴノミックなデザインが印象的。エクステリアはジュリアのフロントマスクを継承するデザインでインパクトは大きい。サイドシルエットはスポーティなショルダーラインが伸びやかに流れ、リアデザインは見事なグラマラス感を演出。イタリア車らしいエロチズム漂うセクシーなSUVという印象だ。

一方インテリアは直感的な操作感と、自然体でドライビングを楽しめるよう、視覚的な紛らわしさを極力避けた、シンプルな作り込み。ボタンの数も極力減らしたデザインだが、非常に動的エッセンスを汲んだ仕上がりだ。

アルファロメオ・ステルヴィオは、まずは導入時限定車として「Stelvio First Edition」を設定、7月21日より400台を販売する。

《text:吉澤憲治》

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