ドイツ市街地のアウトバーンを走る、1台のプロトタイプと遭遇した。追い抜きざまにサイドミラーを見ると、BMW『3シリーズツーリング』次期型であることが確認出来た。昨年セダンのプロトタイプを捕捉していたが、ツーリングは初スクープだ。
L字型テールライトを光らせるリアビューは、『5シリーズツーリング』と近いイメージで、テールゲート・マウントスポイラー、デュアルエキゾーストパイプを備えていることが確認できる。フロントビューには、ワイドなキドニーグリル、それに隣接するLEDデイタイムランニングライト一体型のスリムなヘッドライト、大型のコーナーエアインテークも見える。
入手した最新情報によると、エントリーモデルのパワートレインには、最高出力136psを発揮する1.5リットル直列3気筒ガソリンエンジンを搭載。その上には2リットル直列4気筒ガソリンエンジン。『M340i』には、「xDrive」を備える3リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は385psまで高められるという。さらに、2リットル直列4気筒ガソリンエンジンとモーターを組み合わせるPHVモデルやEVの設定も可能性が高いようだ。
キャビンには、フルデジタル・インストルメントクラスタを採用。BMWの次世代デジタルコックピット、「BMWオペレーティングシステム7.0」を搭載すると見られる。
現地の情報では、ワールドプレミアは10月のパリモーターショーでセダンと同時に行われるとされているが、ツーリングは2018年後半以降になる可能性もある。
《text:子俣有司@Spyder7》