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『ACG2018・FDSクラス』のエントラントに訊く! "FDS"の魅力とは? Part.1「in東北」編

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スバル・インプレッサ(オーナー:杉浦龍太さん)全 29 枚写真をすべて見る

全国を転戦する日本最大級のオーディオカーイベント『ACG(オーディオカーギャラリー)』が、6月10日の「in東北」の開催をもって今年もいよいよシーズンイン! ここから11月25日の『WORLD FINAL』まで全6戦にわたり、熱いバトルが各地で展開されていく。

集結するのはカスタムカー、音圧車両、音質マシンまで多種多様。幅広いジャンルのオーディオカーが一同に集うことも『ACG2018』の特長なのだが、そんなカーオーディオの楽しさを全方位的に満喫できるこのイベントに今年もClarionの『Full Digital Sound』を搭載した車両たちによる音質コンペ "FDS"クラスが設けられている。

Clarionだけが世界で唯一実現できている車載用のフルデジタルオーディオシステム『Full Digital Sound』。そのワンメイクコンテストに参加するエントラントたちは、なぜこれを選びどのように楽しんでいるのだろうか。

それを訊くことで『Full Digital Sound』の良さの真髄をユーザー目線で掘り下げていこうと試みるシリーズ連載をスタートさせる。第1回目となる今回は、『ACG2018in東北』の"FDS"クラスに集結した全7名のエントラントの声を紹介していく。

■「カスタムを楽しむ車両とは別に、音を楽しめるクルマが欲しくて"FDS"をチョイス」

最初に "lcサウンドファクトリー"からトヨタ・プリウスでエントリーした鈴木裕紀さんの声を紹介しよう。鈴木さんは実はフルカスタムしたサウンドマシンも所有しているのだが、当車では「音を楽しむために"FDS"を搭載した」とのことだ。システムはフルデジタルサウンドプロセッサー(サウンドプロセッサー/ツィーター/コマンダー)『Z3』(税抜価格:12万5000円)とフルデジタルスピーカー『Z7』(税抜価格:8万7000円)との基本の組み合わせに、ミューディメンションのパワードサブウーファーを足して構成されている。敢えてパワードサブウーファーを選んだのは、「現実的な仕様でスタートさせたかったから」。予算的にも取り付け性的にも無理のないスタイルでシステムを完成させてあるのだ。

鈴木さんは、サウンドチューニングも自分で行っているという。「ショップの社長にアドバイスをもらいながら自分でもいろいろと試して楽しんでいます。"FDS"ではチューニングをiPadで行えるので、気が付いたときに気軽に触れます。ここも気に入っているポイントです」。"FDS"を日々アクティブに楽しんでいるというわけだ。

続いては "オートバックス北越谷"からエントリーした、トヨタ・チェイサーに乗る関口竜矢さんの声を紹介する。なおこのチェイサーは関口さんにとっての初のオーディオカーだ。「音楽が好きで、低音も楽しみたい」という理由からカーオーディオの搭載を決意。そしてよりリーズナブルに高音質システムを組むべく"FDS"が選ばれた。

ところで関口さんは、このチェイサーで走りも楽しんでいる。サーキットにクルマを持ち込むこともあるので「軽いことも重視した」とのことだ。確かに"FDS"ならば外部パワーアンプなしでフロントスピーカーを駆動できるのでアナログシステムと比べて軽量化が図れる。一方で低音についてはよりパワフルに鳴らすべく、敢えてアナログユニットをチョイス。さらにはより高音質を得るためにドアスピーカーはアウター化して取り付けた。さまざまな部分に多様なこだわりが詰め込まれたこのチェイサー。関口さんはこのクルマで、カーライフをとことん満喫中だ。

■「ハイレゾを聴けるシステムを載せたいと思っているときにちょうど"FDS"が登場したんです」

次には "ジョイワークス"よりスズキ・エブリイバンでエントリーしたパンチさんの声を紹介しよう。カーオーディオ歴は10年以上になるというパンチさんは、"FDS"が発売開始されてすぐにこれを愛車に組み込んだ。「ハイレゾが聴けるシステムを載せたいと思っていたときにちょうど"FDS"が登場したんです。リーズナブルだと感じましたし、目新しいところも気に入って搭載を決めました」と話してくれた。

仕上がりの音については「録音されている情報がそのまま再生されているという印象です。大満足です」とのことだ。ちなみにちょうど1年前にツィーターの取り付け方を変更したという。敢えてピラーに埋め込むのをやめて、ロックフォードのツィーターハウジングにセットして装着。「ネジを緩めれば簡単に角度調整ができるんです。物理的なチューニングも可能になって楽しみ方の幅が広がりました」。この取り付け方はなかなかに参考になる。写真で要チェック。

マニアックなシステムを搭載しているエントラントもいた。“ジムインダストリー”からダイハツ・ムーブでエントリーした"どんちゃん"さんを紹介しよう。まずは"FDS"を選んだ理由から訊いた。「ショップで、オーバーホールされたクラリオンのかつての名機『HX-D1』(メインユニット)が売られていて、当機には愛着があるので購入を決めたんですが、そのときにクラリオンの最新システム"FDS"ってどうなの?って話になって。クラリオンファンなので、ならば新旧クラリオンを組み合わせてみようとこのシステムが完成したんです」とのことなのだ。

そのサウンドには120%満足しているという"どんちゃん"さん。「別のクルマでは大音量で音楽を楽しんでいるのですが、このクルマは通勤車なので音量よりも音質重視です。洋楽から演歌まで幅広く良い音を満喫できています」。カーオーディオを心底楽しんでいる様子がひしひしと伝わってくる1台だった。

■「ナビ画面で"FDS"が操作できるようになって、これは買いだなと…」

続いては"ジョイワークス"で製作された杉浦龍太さんのスバル・インプレッサを紹介する。杉浦さんが"FDS"を搭載することを決意したのは、"Quad View"&高精細9型HDディスプレイが搭載された新型ナビ『NXV977D』が登場した後とのことだ。「もっと前から"FDS"に注目していて、試聴もして気に入っていたのですが、操作性がもっとよくならないかなと思って導入を見送っていたんです。そこに『NXV977D』が登場し、ナビ画面で"FDS"が操作できるようになったと聞いてこれは買いだなと。しかも純正のステアリングリモコンも使えるというし。懸念が消えたので早速 "FDS"+アナログサブウーファーのシステムを組みました」とのことだ。

音にも大いに満足しているという。「パワー感にも不足はないし、中高音も非常にクリアで、言うことなしです」。その音を聴かせてもらったが、確かに濃密で充実感の高い聴き応えあるサウンドが展開されていた。もちろん操作性もばっちりだ。

女性オーナーもエントリーしていた。"ジェイエスカスタムデザイン"で製作したダイハツ・タントに乗る"たかよん"さんにも話を訊いた。"たかよん"さんは実は、このクルマに乗る前はVIP仕様のクラウンに乗っていたという。しかし事情があってクラウンを手放しこのタントに乗るようになったのだが「最初のうちはタントをなかなか好きになれなかった」とのこと。クラウンへの未練が強かったのだ。ところがショップの薦めで"FDS"を搭載して状況が一変。「音楽が好きだったので薦められるままに"FDS"を積んだのですが、ガラッと音が良くなってびっくりしました。以来タントが大好きになりました。洗車の回数も増えました(笑)。大満足です」とのことだ。

なお、普段は女性ボーカルを中心に聴いているという。「ノリノリでアゲアゲの曲を聴くことが多いですね。通勤時に渋滞にハマっても苦ではなくなりました(笑)」。"FDS"は"たかよん"さんのカーライフの質を大きく変えたというわけだ。さすがは"FDS"だ。

■「消費電力の少ないシステムを組みたかったんです。となると選択肢は"FDS"しかない」

最後は、“ティーセレクション”の日産・リーフにスポットを当てよう。さて、このリーフに"FDS"を採用した理由とは…「電気自動車なので、消費電力が少ないほうがいいなと思っていて。となると選択肢は"FDS"しかないですよね(笑)。あとリーズナブルであることも決め手になっています。"FDS"ならてっとり早く良い音が手に入ります。それに調整能力も高いので、好みの音にも仕上げやすいですし」とのことだ。

なお、手頃であることをアピールすべく、取り付けは至って現実的な仕様で行われている。ツィーターはピラーに埋め込まずハウジングを使って吊り下げるようにして取り付け、フルデジタルスピーカー『Z7』もインナーバッフルで装着している。しかも市販バッフルと市販のデッドニングキットで内部の加工を仕上げている。手軽さが徹底追求されている1台だ。ただし、フルデジタルサブウーファー『Z25W』はこだわりのバスレフボックスに装着。「低音の質にはこだわりました。おかげで全体的なサウンドクオリティを上げることができていると思っています」。コンセプトが明確なこのリーフ。要所にこだわりを注入しながらも、現実的に高音質が獲得できいる秀作だ。

『ACG2018in東北』を取材して、"FDS"が思い思いのスタンスで選ばれ、楽しまれていることがよくわかった。そして各人が大きな満足感を感じられていることも実感できた。『Full Digital Sound』の実力は、やはり確かだ。

さて次回は『ACG2018in関西』および『CG2018in九州』の会場で出会った"FDS"ユーザーを紹介する。お楽しみに。

《text:太田祥三》

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