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BMW、8シリーズクーペ 新型を発表…およそ20年ぶりに復活

自動車ニュース

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BMWグループは6月15日、フランス・サルトサーキットで開催中のルマン24時間耐久レース会場において、新型BMW『8シリーズクーペ』を初公開した。

初代『8シリーズ』は、BMWの最上級クーペとして1989年秋、フランクフルトモーターショーで発表。1999年に生産を終了した。その8シリーズが今回、およそ20年ぶりに復活を果たした。BMWによると、ルマンでの新型8シリーズクーペのワールドプレミアは、ラグジュアリークラスにおけるBMW ブランドのモデル攻勢に向けたスタートシグナルになるという。

新型8シリーズクーペは、2017年5月に公開された『コンセプト8シリーズ』の市販バージョン。新型には、BMWの新しいデザイン言語が導入された。ボディサイズは全長4843mm、全幅1902mm、全高1341mm、ホイールベース2822mm。

新型8シリーズクーペには発売当初、欧州ではガソリンとディーゼルの1グレードずつを設定。ガソリンエンジン搭載車が、「M850i xDrive クーペ」グレード。インテリジェント4WDシステム、制御式リアアクスルディファレンシャルロック、インテグレーテッドアクティブステアリング、アクティブロールスタビライザー付きアダプティブMサスペンションプロフェッショナル、高性能タイヤ付き20インチアルミホイールなどを装備する。

M850i xDrive クーペには、新開発の4.4リットルV型8気筒ガソリンターボエンジンを搭載。最大出力は530hp/5500~6000rpm、最大トルクは76.5kgm/1800~4600rpmを獲得する。現行の4.4リットルV8ターボエンジン比で、パワーは68hp、トルクは10.2kgm上乗せされた。

トランスミッションには、8速「ステップトロニック」。4WDの「xDrive」とリアアクスルディファレンシャルロックが、常にエンジンパワーを路面に正確に伝える。その効果もあって、0~100km/h加速3.7秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を実現している。

《text:森脇稔》

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