BMWのフラッグシップサルーン『7シリーズ』改良新型に設定される高性能モデル『M760i xDrive』に大接近。新型ではさらに威圧感を持ったフロントマスクとなりそうだ。
フロントバンパーは隠されているが、新デザインのヘッドライト、L字型テールライト、リフレッシュされているリアバンパーのデザインが見て取れる。しかし何と言っても目を引くのはフロントグリル。まるでロールスロイス『ファントム』かのような圧倒的な存在感を放っている。これは新フラッグシップSUV『X7』とも共通している。
エクステリアは、リアスポイラー、20インチ大径ホイール、スポーツエキゾーストパイプなど、「Mエアロダイナミックパッケージ」によりベースモデルと差別化を図る。専用のエキゾーストシステムには、自由にサウンドを変えて楽しめる「フラップ・アクティベーション」も搭載する。
パワートレインは、8速ステップトロニック・スポーツトランスミッションと組み合わされる6.6リットルV型12気筒エンジンで、最高出力は620psへアップデートされると予想される。これはロールスロイスの高級2ドアクーペ『レイス』次期型と共有する可能性も高い。
BMWは2017年から、インテルの自動運転プラットフォームにより7シリーズの自動運転テストを公道で行っている。完全自動運転は2021年まで見られないが、改良新型では、新たな自動運転技術の搭載が期待出来るかもしれない。
ワールドプレミアは2018年内、または2019年3月のジュネーブモーターショーとなりそうだ。
《text:子俣有司@Spyder7》