英国の高級SUVメーカー、ランドローバーは3月3日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー15において、『レンジローバー イヴォーク』の2016年モデルを初公開した。
レンジローバー イヴォークは、2011年に発表。以来、累計生産台数40万台を超えるヒット作になった。ジュネーブモーターショー15で初公開された2016年型は、デビューからおよそ5年を経て、初の大幅改良が施されたモデル。
外観は、フロントマスクを中心に、変更。バンパーやグリルのデザインも新しい。大きな特徴が、ランドローバーとしては初のフルLEDアダプティブヘッドランプの採用。ランドローバーは、「夜間の視認性の向上、コーナリング走行時の安全性の向上、個性的なヘッドランプデザインなどの長所がある」と説明する。
室内は、シートやドアトリムが新デザイン。ソフトタッチ素材を採用するなど、インテリアのグレードアップが図られた。新開発の8インチモニターを核にしたインフォテイメントシステムも設定。
ジュネーブモーターショー15のプレスカンファレンスでは、2016年モデルのパワートレインの詳細を発表。ジャガー・ランドローバーの新世代「インジニウム」が、レンジローバー イヴォークに初搭載された。
ターボディーゼルの「TD4」エンジンは、ベースユニットで最大出力150psを引き出す。欧州複合モード燃費は23.8km/リットル、CO2排出量109g/km。同社は、「ランドローバー史上、最も燃費性能に優れる量産車」と、燃費の良さをアピールしている。
《text:森脇稔》