メルセデスベンツは、スイスで開幕したジュネーブモーターショー2018で初公開した改良新型『Cクラス』に、48Vのマイルドハイブリッドシステムを採用すると発表した。
現行Cクラスは、販売開始から4年目に入った。ジュネーブモーターショー2018では、現行Cクラスにとって、デビュー以来、初の本格改良を実施。セダンとステーションワゴンが、同時にワールドプレミアされた。
改良新型Cクラスのハイライトが、ガソリンエンジンの「C200」グレードに48Vのマイルドハイブリッドシステムが採用される点。改良新型C200には、現行の2.0リットル(1991cc)からダウンサイズされた1.5リットル(1497cc)の直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。最大出力は184hp/5800~6100rpm、最大トルクは28.6kgm/3000~4000rpmを引き出す。排気量を500cc縮小しながら、184hpのパワーは現行型と同数値とした。
この1.5リットルエンジンには、「EQブースト」と呼ばれる48Vのベルト駆動のスターター/オルタネーターを導入。加速時には、モーターが14hpのパワーと16.3kgmのトルクを発生。ターボチャージャーが本領を発揮する前の領域において、エンジンをアシストする。
減速時には、スターター/オルタネーターがエネルギーをバッテリーに回収。エンジン負荷の少ない巡航時には、エンジンを休止し、惰行走行させて燃費を稼ぐ。欧州複合モード燃費は16.7km/リットル、CO2排出量は136g/km、としている。
《text:森脇稔》