BMWの主力4ドアセダン『3シリーズ』次期型プロトタイプを、これまでで最も擬装の軽い状態でキャッチした。しかも、ベースモデルと「Mスポーツ」のダブルスクープだ。
キャッチした最新の開発車両からは、最新のLEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライトのアウトラインが見える。現行のようにグリルに向かって絞られるのではなく、グリルを包むようなデザインで下部には切れ込みが確認できる。
キドニー・グリルはワイドな楕円形になり、テールライトは新型『Z4』のようなL字型デザインが採用されそうだ。また現行モデルでは、ドアノブと同レベルにあるキャラクターラインが上部へ移動し、より攻めたデザインとなる。
今回捕捉した2台のプロトタイプのうち、ナンバーが「096」で終わる車両は、エアダクトが大きく、ワイドタイヤを装着、リアバンパーにエアアウトレットが見られることから「Mスポーツ」の可能性が高い。
パワートレインは、エントリーモデルには、1.5リットル直列3気筒ターボ・ガソリン、及びディーゼルエンジンや、2リットル直列4気筒エンジンとモーターを組み合わせた48VマイルドハイブリッドとEVがラインアップされる。「Mスポーツ」には、最高出力375psを発揮する直列6気筒エンジンが搭載され、xDriveの採用は間違いないだろう。
ワールドプレミアは、2018年9月のパリモーターショーが最有力と言えそうだ。
《text:子俣有司@Spyder7》