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最新『DIATONE・デモカー』のサウンドをチェック! Part.2 「ホンダ・ヴェゼル」編

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国産カーオーディオブランドの雄"DIATONE"の、最新デモカーのシステム&サウンドをリポートしている。ターゲットとしたのは、2月10日から3日間にわたり開催された『大阪オートメッセ2018』の"DIATONE"ブースに出展されていた2台だ。

「Part.2」となる今回は、「ホンダ・ヴェゼル」をフィーチャーする。

■『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ300PREMI』+『DS-G300』を用いて、手軽に本格システムを構築!

最初に、"DIATONE"デモカー「ホンダ・ヴェゼル」に搭載されているシステムの全容から紹介していこう。

メインユニットとしてセンタークラスターパネル内に鎮座しているのは、『DIATONE SOUND.NAVI』の最新機種、『NR-MZ300PREMI』。そして、フロントスピーカーは、こちらも昨年秋に新登場したばかりの話題のニューモデル『DS-G300』。さらには"DIATONE"の人気サブウーファー『SW-G50』も搭載されている。

なお、フロントスピーカーは『NR-MZ300PREMI』の内蔵パワーアンプで鳴らされている(サブウーファーはカロッツェリアの『PRS-D700』でドライブ)。『NR-MZ300PREMI』を用いて各スピーカーを緻密に制御しつつ、しかしながら外部パワーアンプは用いずに、手軽に本格システムを完成させている、というわけだ。

ちなみに、『DS-G300』に付属されている「パッシブクロスオーバーネットワーク」は使われていない。スピーカーに送り込む音楽信号の帯域分割(クロスオーバー)は、『NR-MZ300PREMI』に内蔵する"DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)"で実行する。そして内蔵パワーアンプの全4chを使い、左右のトゥイーター&ミッドウーファーを鳴らすという、"マルチアンプシステム"が構築されている。

『DIATONE SOUND.NAVI』ならば、内蔵パワーアンプの2ch分だけでフロント2ウェイの計4スピーカーを詳細にコントロールすることも可能だが、この「ホンダ・ヴェゼル」では、1スピーカーに対してパワーアンプの1chを割り当てており、より贅沢にシステム運用する形が取られているのである。

■音が鳴り始めた瞬間、ぞくぞく感を味わえ、楽しくなれ、心地良さに浸れた…。

続いては、そのサウンドについてリポートしていく。

運転席に乗り込み、試聴トラックが流れ出してまず思ったことは、"低音のパンチ力"だ。あくまでもバランスはナチュラルなのだが、低音のエネルギー感が強烈に伝わってくる。ハリがあって密度感も高い。生命力にあふれた低音を楽しめた。

また、低音の立ち上がりの鋭さと、制動力の確かさにも特長が出ていた。信号が入力されるやいなやスピーカーの振動板が素速く反応し、止まるべきときにはぴたりと止まる。結果、リズム感が実に軽快で、音楽が生き生きと再現される。聴いていてなんとも楽しくなれる。

その上で、高音は滑らかで繊細。余韻も美しく、質感も高い。中音にも厚みがあり、各楽器の音にもボーカルにも充実感がみなぎり、聴き応えがある。

『NR-MZ300PREMI』と『DS-G300』双方の良さが出た結果であり、さらにはサブウーファーが効いていることも確かだが、『DS-G300』の良さが顕著に現れていることも、また事実だろう。「聴いた瞬間、恋をする。」というのが『DS-G300』のキャッチコピーだが、まさにそのような音だったのだ。鳴り始めた瞬間、ぞくぞく感を味わえ、楽しくなれ、心地良さに浸れた。「ホンダ・ヴェゼル」では、『DS-G300』の魅力が、余すことなく再現されていたのだ。

■スペシャルチューニングテクニック、"仮想3ウェイ調整"も実行済み!

ところでこの「ホンダ・ヴェゼル」では、『DIATONE SOUND.NAVI』ならではのスペシャルなチューニング手法も実践されている。その名は、"仮想3ウェイ調整"だ。

この"仮想3ウェイ調整"とは、どのようなものなのかと言うと…。

通常の2ウェイでは、ドアに装着するミッドウーファーの再生担当範囲が案外広い。そしてそのことが、とある問題を引き起こす。それは、「指向性の弱い低音と、比較的に指向性の強い中音とで、聴こえ方のバランスが崩れがちになること」だ。「定位感のバランスが崩れがちになること」と言い換えてもいい。

しかしながら通常ではこれを、"仕方のないこと"としてスルーせざるを得ない。対処のしようがない、やむを得ない問題なのである。でも『DIATONE SOUND.NAVI』ならば、これへの対処も可能となる。

ミッドウーファーが発する音を、低音と中音とに分割し、それぞれを個別にコントロールすることができる。すなわち、2ウェイスピーカーを3ウェイスピーカーを制御するかのようなアプローチでコントロール可能、というわけだ。こうすることで、「低音と中音の定位感のバランス」を整えることが可能となる。これが"仮想3ウェイ調整"だ。『DIATONE SOUND.NAVI』のサウンドチューニング能力は、図抜けて高いのである。

■「ナビを換えるときに迷いながらも『DIATONE SOUND.NAVI』を断念。デモカーの音を聴いて、後悔しました…」

さて、ここからはいよいよ、このクルマの音を聴いた来場者の方々のコメントを紹介していこう。

まずは、愛車に約2万円の市販スピーカーを取り付けているという方(50代・男性)の話から。

「スピーカー交換をしたものの、期待していたほど音が良くならなかったんです。なので市販スピーカーには期待をし過ぎてはだめなのかな、とも思っていたのですが、このクルマの音はすごく良かった。やっぱり、良いものを選べば違うんですね。

私が装着しているスピーカーとは価格差もありますので、そこをどう考えるかですが、ここまで音が違うのであれば、装着を検討してみたくなりますね。家に帰って、じっくり悩んでみます(笑)」

次には、3万円台の市販スピーカーに交換しているという方(30代・男性)にお聞きした話を紹介しよう。

「スピーカー交換をするときに実は、ナビも併せて交換しました。『DIATONE SOUND.NAVI』にしようかとも考えたのですが、価格が決め手になり他社モデルを選んだのですが、今改めて聴いてみて、『DIATONE SOUND.NAVI』にしておけば…、と後悔しています(笑)。

で、今、次には本格的なカーオーディオシステムを組もうと計画しているんですね。今度は後悔したくないので、本当に納得いくものを選びたいと思っています。『DIATONE SOUND.NAVI』と『DS-G300』は候補に入れたいですね」

■「子どものころから"DIATONE"になじみがあって、今も愛用しています」

最後に、カップルで会場を訪れていたお二人(20代・男女)にお聞きしたコメントを紹介したい。まずは彼氏の話から。

「実は子どものころ、父親が家で"DIATONE"のスピーカーを使っていたんです。ですので、"DIATONE"という名前に馴染みがあって、愛車には『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ60PREMI』と『DIATONEスピーカー・DS-G20』を付けています。

デモカーに装着されている製品のそれぞれの旧型を使っている形になるわけですが、音がここまで違うとは…。ちょっとびっくりしました。進化しているんですね。

ナビはそろそろ新しくしたいと思っていました。最新モデルでは画面もキレイになっていますし、そういった部分も含めて使い心地が大きく変わりそうですから。この音を聴いてしまったので、早めに換えたくなりました(笑)」

彼女からは、こんなコメントがもらえた。

「彼氏のクルマに乗るといつも音が良いなと思うのですが、このクルマはもっと良い音がしていました。違いがはっきりと分かりました。音が良いほうがドライブは楽しいです。今よりももっと音が良くなったらうれしいですね。無理は言えませんけど(笑)」

皆さんの話からも、『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ300PREMI』と『DS-G300』の組み合わせが、高いコストパフォーマンスを発揮していたことをお分かりいただけたと思う。

もしも愛車のサウンドクオリティを今よりももっと良くしたいと感じているならば、何らかのシステムアップを考えてみてはいかがだろうか。音が良くなれば、カーライフはさらに充実するはずだ。ナビを換えるのも良し、スピーカーを換えるのも良し。それらを検討する際には、"DIATONE"があることを、くれぐれもお忘れなきように。

《text:太田祥三》

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