フレンチ・ラグジュアリーブランド「DS」初のEVモデルとして誕生する『DS 3 クロスバック』市販型プロトタイプを、カメラが初めて鮮明に捉えた。
捉えた車両は、完全カモフラージュされており、ディテールは不明だ。しかし、ワイドな6角グリルをはじめ、2017年に公開されたフラッグシップ・クロスオーバーSUV『DS 7 クロスバック』からデザインを継承したコンパクト5ドアSUVになると言う。
室内は、2016年に公開されたコンセプトカー「E-Tense」をモチーフにした、DSらしいシックなデザインが予想される。また12インチの大画面マルチインフォメーションディスプレイを搭載するだろう。
最大の注目は、パワーユニットだ。中国・東風汽車と共同開発したEV用プラットフォーム「e-CMP」を初めて採用する。50kWhバッテリーを搭載し、最高出力は115psを発揮、航続距離は450kmを可能にするという。今回カメラで捉えたプロトタイプにはエキゾーストパイプが装着されているが、これはダミーと思われる。
ワールドプレミアは、2019年3月のジュネーブモーターショーが有力だ。今後登場すると噂されるMINI『クロスオーバー E』やアウディ『Q2 e-tron』などのコンパクトEVクロスオーバーが未来のライバルとなるだろう。
《text:子俣有司@Spyder7》