現在、スカンジナビアでは多くの開発車両が寒冷気候テストを行なっているが、時にはこんな車両をキャッチすることもある。捉えたのは、ドイツのキャンピングメーカー、ハイマーの旗艦モデルだ。
捉えたプロトタイプは、メルセデスベンツのコマーシャルバン『スプリンター』新型のアーキテクチャーをベースにする同社のフラッグシップモデル『スターライン』の開発車両で、グリルやエアダクト、テールライトが刷新されている。約1年前にもテストミュールを目撃しているが、今回は新型のパーツが装着されている。
旗艦モデルらしく、全長8m、全幅2.35m、全高3.07mと大人4名が余裕で楽しめるスペースを提供してくれる。室内は豪華リビングを始めシャワールーム、シックなトイレ、スカイルーフを眺めるシングル&ダブルベッド、トリプルコンロなどが基本設置され、オプションでさらに充実した室内を作ることも可能だ。
パワートレインは、7速ATと組み合わされる2.2リットルエンジンを搭載し、最高出力は230ps程度へ向上するはずだ。新車価格は2500万円を超えると思われるが、中古を狙うのも手だろう。発売は2019年、日本には2020年にも正規輸入予定だという。
《text:子俣有司@Spyder7》