BWWの新規モデルとなるフルサイズSUV『X7』。その市販型プロトタイプをスクープした。これまでとは異なるカモフラージュからも、開発はセカンドステージへ入っていることがうかがえる。
捉えたプロトタイプは、9月のフランクフルトモーターショーで初公開された『X7 iパフォーマンス コンセプト』の市販型で、ランドローバー『レンジローバー』やメルセデス『GLS』をライバルとする。
カモフラージュで隠されているが、コンセプトモデルから継承した巨大なキドニーグリル、薄型ヘッドライトの姿が確認出来る。プラットフォームにはカーボンファイバー製の軽量「CLAR」を採用。3列目の十分なレッグスペース確保のため、リアドアやリアオーバーハングが長くされているようだ。
パワートレインは、最高出力340psを発揮する3リットル直列6気筒ガソリンエンジンや450psを発揮する4.4リットルV型8気筒ツインターボの他、『740e』から流用される2リットル直列4気筒ターボと111psの電気モーターを組み合わせた、最高出力325psのPHVがラインアップされる。また最新レポートでは、V12エンジン搭載モデルも投入される可能性があるという。
2018年、米サウスカロライナのスパルタン工場で生産開始され、2019年モデルとして発売予定だ。
《text:子俣有司@Spyder7》