フォルクスワーゲンが、新型『ポロ』をベースに開発中のBセグメント・コンパクトクロスオーバーSUV、『T-クロス』の市販プロトタイプを厳冬のフィンランド北部で捉えた。
VWは、2020年までに19台ものSUVを投入する計画を持っている。その中の1台となる「T-クロス」は、2016年ジュネーブモーターショーで公開された『T-クロス ブリーズ』から意匠を継承する最新のSUVだ。コンセプトモデルではオープンカーだったが、市販型ではクローズドルーフの5ドアで発売される。
試作車は、ヘッドライトこそダミーと思われるが、コの字型テールライトは市販型パーツと見ていいだろう。ポロと共有する「MQB A0」プラットフォームにより、スポーティなクーペルーフを採用。『ゴルフ』に近いボディサイズが予想されている。
パワートレインは、1リットル直列3気筒エンジン、1.5リットル直列4気筒エンジンの他、新型『ポロGTI』から流用される2リットル直列4気筒エンジンが予想される。
ワールドプレミアは、2018年内が確実視されている。
《text:子俣有司@Spyder7》