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【カーオーディオ “取り付け”至上主義!】第5章 ワイヤリング編 その6「ラインケーブルの引き回し方」

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カーオーディオ製品の取り付け作業にはさまざまなノウハウが存在している。それらを1つ1つ掘り下げて解説している当コーナー。現在はケーブルにスポットを当てている。今週は、「ラインケーブルの引き回し方」について考察していく。

「ラインケーブル」のワイヤリング(引き回し)作業にも、いくつかの注意点がある。まず、「ラインケーブル」の中を通る音楽信号は、パワーアンプで増幅される前の微弱な信号であるので、外来ノイズの影響を受けやすい。であるので、ノイズをまき散らしそうな他の配線(電源系のケーブル等々)とは同じルートを通すべきではなく、ノイズを輻射しそうな電装機器のすぐそばを通すのも避けたほうがいい。伝送途中でノイズが乗ると、あとからノイズの乗っている場所を特定する作業も実に困難を極める。ノイズが乗らないように細心の注意が払われて、ルートが決められる。

あと、長さが余ったときの処理にもノウハウがある。「ラインケーブル」は、基本的には切り売りされるものではない。両端にプラグが取り付けられているので、ラインナップされている長さ違いの中から、長さが足りるモデルを選ぶことになるのだが、結果的に、多少余ることも有り得る。

まず、多めに余ったときは、ぐるぐると輪にしてまとめるのはNGだ。コイルのような状況になるので、不具合が発生する可能性が生じてしまう。そのようなときは、蛇行させて固定するのがセオリーとされている。

カーブさせるときにも注意事項がある。急激に曲げるよりは、緩やかにカーブさせたほうがベターだ。ケーブルにストレスがかからないほうが良いからだ。

あとは、「ラインケーブル」に限った話ではないが、シートレールの近くを這わせるときには、シートレールに干渉しないように注意したい。ケーブルが挟まって断線…、なんてことにならないように、厳重な注意が必要となる。

今週はここまでとさせていただく。次週もワイヤリングについての考察を継続する。お楽しみに。

《text:太田祥三》

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