ポルシェは11月29日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー2017において、『718ボクスターGTS』と『718ケイマンGTS』をワールドプレミアした。
両車は、「718ボクスター」と「718ケイマン」の高性能グレード。『911』シリーズなどに用意される「GTS」グレードが、718ボクスターと718ケイマンにも設定された。
GTSモデルには、専用のフロントバンパーを採用。フロントライトモジュールとバイキセノンヘッドライトは、GTS専用のブラック仕上げ。リアは中央に配置されたスポーツエグゾーストシステムが、GTSの専用装備。サテンフィニッシュの20インチホイールがサイドビューを引き締める。
パワートレインは、「718ボクスターS」「718ケイマンS」グレードの2.5リットル水平対向4気筒ガソリンターボエンジンがベース。新開発のインテークダクトnの採用やターボチャージャーの専用チューンにより、最大出力は350hpから15hp引き上げられ、365hpを発生する。最大トルクは43.8kgmで、1900~5000rpmの幅広い領域で引き出される。
トランスミッションは6速MTとデュアルクラッチの「PDK」。PDKの「スポーツクロノパッケージ」の場合、0~100km/h加速が4.1秒、最高速が290km/hの動力性能を備えている。
《text:森脇稔》