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ボルボとは違う? 高級PHEVクーペ「ポールスター1」のデザイン[写真蔵]

自動車ニュース

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ボルボ傘下のEVブランド「ポールスター」は、2019年に市販を予定しているブランド第1号車となる高級プラグインハイブリッド車『ポールスター1(ワン)』を17日に世界初公開した。世界各国から400人ものメディア関係者が詰めかけた中国・上海でのローンチイベント会場から、ポールスター1の姿、その詳細をお届けする。

ポールスター1は、2+2シートのレイアウトを持つオーセンティックな大型2ドアクーペだ。ボルボと共用する「SPA」アーキテクチャーを用いながらも50%をポールスターオリジナルとし、ボディはすべてカーボンファイバーを採用。230kgの軽量化を実現しバッテリー搭載による重量増を抑えるとともに、グランドツーリングカーとしての性能を高めた。

デザインは、その佇まい、ディティールともにボルボの面影を色濃く残している。エクステリアではヘッドライトの“トールハンマー”LEDや、リアのコンビネーションランプ、インテリアでは大型ディスプレイを中心にウッドを有機的に配した特徴的なレイアウトなど、さながら「S90クーペ」と言ったところ。ポールスターのCEO、トーマス・インゲンラート氏は現在のボルボデザインの立役者である、と言えば納得が行くか。

ルーフは全面ガラスになっており開放感は抜群。フロントガラスに近い部分には、ポールスターエンブレムが配されており、小洒落たアクセントになっている。

肝心のパワートレインは、ポールスターが「エレクトリック・パフォーマンス・ハイブリッド」と呼ぶプラグインハイブリッドシステムを搭載。大容量電池とモーターの組み合わせにより、最高出力600hp、最大トルク1000Nmという凄まじいハイパワーの持ち主ながら、モーターのみで最長150kmを走行することが可能。ボルボ曰く、現存のハイブリッド車の中で最長のEV航続距離だという。

走りを支えるのは、オーリンズとの共同開発による「CESi」と呼ばれる電子サスペンションと、曙ブレーキとの共同開発によるブレーキシステムだ。

《text:宮崎壮人》

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