アンティフォン 松居邦彦の『カーオーディオ そこんとこ、実際ど~なのよ?』 No.102 新「デモカー・製作記」#07 | Push on! Mycar-life

アンティフォン 松居邦彦の『カーオーディオ そこんとこ、実際ど~なのよ?』 No.102 新「デモカー・製作記」#07

カーオーディオ 特集記事

アンティフォン・デモカー、「PORSCHE Macan」。
アンティフォン・デモカー、「PORSCHE Macan」。 全 4 枚 拡大写真
松居さんへのインタビュー記事を挟んだ関係で、しばらく間を置いていた当コーナーを再開する。今回からはいよいよ、ニューデモカーに新搭載されたオーディオシステムについての話に突入していただく。まずは、システムの概要を、じっくりと語っていただいた。


■コンセプトは、「位相的にリニアな世界にチャレンジすること」。

新しいデモカーについての続きである。

スピーカーシステムを、『ダイヤトーン・DS-SA1』から『同・DS-SA1000』へと変更することが、ニューデモカー製作の出発点だったわけだが、結局のところ、ベースカー自体も変更することになったことまではお伝えしていた。「Audi S4 Avant」から、「PORSCHE Macan」へと変更することと相成った。

さて、スピーカー以外のシステムレイアウトがどうなったのかと言うと…。

まず、『DS-SA1000』と組み合わせるパワーアンプには、「Audi」で使用していた『モスコニ・ZERO 4」を使うこととし、サブウーファー用のパワーアンプもまた以前と同様に、『キッカー・IX1000.1』をそのまま使用することにした。

サブウーファーは『キッカー・ソロバリック』から、『ダイヤトーン・SW-G50』へと変更した。さらに、今まではスーパートゥイーターとして『エラック・JETトゥイーター』を使用していたが、今回からは使用せず、フロント2ウェイ+サブウーファーとした。“フルピストンモーション”するというこの『DS-SA1000』ならば、フロント3ウェイでなく2ウェイでも、“ウルトラリニア”で“ハイエンド”な世界を構築できるのでは、と思ったからである。

コンセプトは、「位相的にリニアな世界にチャレンジすること」、とした。

サブウーファーを『SW-G50』に換えたのもそのためだ。スピーカーユニットをすべて「ダイヤトーン」で統一することで、それを実現できるのではと考えたのだ。この件についての詳しい説明は、連載の中で追々言及していこうと思っている。

なお今回も、純正メインユニットを生かす方式を取ることとした。ただし、「PORSCHE」に搭載されている純正オーディオはクラリオン製のナビだった。なので今回は、ハイローコンバーターを用いる必要はなく、市販ナビ用のRCA用カプラーを取り付けることで純正オーディオのRCA出力を取り出すことができた。また今後は、エンジンスタート時に「PORSCHE」ロゴを見れなくなることを許容できれば、『ダイヤトーン サウンドナビ』や、新しく出た『サイバーナビ』等の市販ヘッドユニットに変更することも可能だ。必要が生じたら検討することもあるかもしれない。

プロセッサーには、ヘリックスの『DSP-PRO』を使用し、タッチスクリーンリモコンでボリュームを操作する。そしてプロセッサーに、メインソースユニットとしてソニーの『ウォークマン』を接続する。

この方法は操作性に若干のやりにくさを生じさせるが、音楽を入れ物ごと持ち歩ける気持ち良さがたまらない。同じ環境のクルマに対しては、簡単に自分のプレイリストを持ち込めることも嬉しい。もう1台のデモカー、「TOYOTA・アクア」でも『ウォークマン』が聴けるようにしたいとも考えている。そうすれば、これを用いることのメリットがさらに増す。

ちなみに、「Audi」の時は『ウォークマン』のUSB出力を、iFi-Audioの『nano』でS/PDIFに変換し『DSP-PRO』へと送っていたが、ヘリックスから『USB HD AUDIOインプットモジュール』が発売されたので、この機会にこのモジュールを使用することにした。

ところで、USB接続を使用する場合でも、『ウォークマン』のグレードは音の違いを見せつける。「Audi」時代の『NX-ZX1』と現行モデル『NW-WM1A/1Z』との差は歴然としていて、結局『NW-WM1Z』を導入することにした。

インストール作業が終了した2週間後に、「第3回 ハイエンドカーオーディオコンテスト」があったので、それに向けてチューニングを始めた。今回の課題曲には井筒香奈江さんの歌が選ばれていた。実は以前、1度井筒さんとお会いしたことがあり、生の声を知ってしまっている。なので音源を再生するにおいてイメージがはっきりしていて、井筒さんの音源をマスタリングしている気分でチューニングを行えた。

その作業を実行しながら、『DS-SA1000』に『DS-SA1』にはなかったポテンシャルの高さを感じ、とても嬉しくなった。それについての具体的な検証は、今後のこのコーナーでお伝えしていく。

《太田祥三》

この記事の写真

/

特集