英国のスポーツカーメーカー、アストンマーティンは8月29日、ブランド初のSUVを2019年の後半以降、日本市場に導入する計画を発表した。
アストンマーティン初のSUVは2015年春、ジュネーブモーターショー2015に出品された『DBXコンセプト』の市販版となる。DBXコンセプトはアストンマーティンが近い将来、高級GTカーセグメント参入の可能性を探る目的で開発。世界中のより多くの顧客に、アストンマーティンブランドをアピールするための1台が、DBXコンセプト。
2ドアクーペのボディは、フロントにアストンマーティンのアイデンティティのグリルを装着。緩やかな弧を描くルーフは、シルバーで縁取られた。4シーターの室内は、アストンマーティンらしいラグジュアリーさを表現。シートなどには、上質なヌバックレザーがあしらわれた。
なお、アストンマーティンは、DBXコンセプトの市販版を2ドアではなく、4ドアで市場に投入する計画。英国に建設中の新工場において、生産を行う予定。
アストンマーティンのアンディ・パーマー社長兼CEOは、「世界第2位の高級車市場として、日本向けの製品ポートフォリオを完全に活性化し、拡大することが、将来の計画のカギ」と語っている。
《text:森脇稔》