ポルシェのフラッグシップ・クロスオーバーSUV、『カイエン』次期型プロトタイプがドイツ市街地に現れた。カモフラージュはこれまでよりも軽く、発表が近づいてきたことを予感させる。
カイエン次期型には、アウディ『Q7』、VW『トゥアレグ』、ベントレー『ベンテイガ』などと共有する「MLB」プラットフォームを採用、アルミやカーボンファイバーにより、軽量化され剛性がアップする。
今回のプロトタイプからは、大型化されたフロントグリルやルーフスポイラーのほか、Dピラーに強い傾斜を持たせたクーペルーフが採用されていることがわかる。さらにAピラーやCピラーにも角度が付けられ、『マカン』との共通性も感じさせるスポーティーさを強調したデザインとなっていることがわかる。
また、新たにサイドミラーやホイールにも新デザインが採用されているようだ。
パワートレインは、最高出力434psを発揮する2.9リットルV型6気筒ツインターボ、3.6リットルV型8気筒、3リットルエンジンと組み合わせられるプラグインハイブリッドが予想される。また高性能モデルの「カイエンターボ」には、542psを発揮する4リットルV型8気筒が搭載される。
ワールドプレミアは、9月のフランクフルトモーターショーが有力だ。
《text:子俣有司@Spyder7》