イタリアの高級車メーカー、マセラティは6月27日、米国ニューヨークにおいて、『グラントゥーリズモ』の改良新型モデルを初公開した。
グラントゥーリズモは、マセラティのスポーツカーの頂点に位置するモデル。2007年3月、ジュネーブモーターショー2007でのデビュー以来、細かな改良を加えてきた。
2018年モデルとして発表された改良新型グラントゥーリズモでは、フロントマスクを中心に変更。2014年に発表されたマセラティの創業100周年を記念するコンセプトカー、『アルフィエーリ』のモチーフを導入。シャークノーズとヘキサゴングリルが生み出す立体的デザインによって、表情を一新させている。
フェラーリがハンドメイドで組み立てる4.7リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンは、最大出力460hp、最大トルク53kgmを発生。「スポーツ」グレードは0~100km/h加速4.8秒、最高速299km/h。軽量な「MC」グレードは、0~100km/h加速4.7秒、最高速301km/hと、ともに従来モデルを上回る性能を発揮する。
また、改良新型グラントゥーリズモでは、車載コネクティビティが進化。センターコンソールのデザインを一新し、新開発の8.4インチ高解像度タッチパネルを採用。アップル「CarPlay」とグーグル「Android Auto」への対応も図られた。ハーマンカードン製のプレミアムサウンドシステムも標準装備されている。
《text:森脇稔》