アウディのラグジュアリー4ドアクーペ、「A7」次期型プロトタイプが、オーストリア・アルプス山脈で大炎上の事故の様子を、Spyder7のカメラが捉えた。
その一部始終、出火から消化まで、全26カットを公開しよう。
プロトタイプは、荷台を牽引しながら、テスト走行していたが、突如ボンネットから出火、ドライバー、スタッフは車内から荷物を出し、消化器を撒いた（４枚目）。
一端、炎は収まったかに思ったが（5枚目）、その後突如爆発し、プロトタイプは一瞬にして炎に包まれた。
直ぐに消防隊が駆けつけ、消化するも時既に遅し、完全に火が消えた時にはプロトタイプはフレームだけの無残な姿に。出火から消化まで、わずか15分から20分で、幸いなことにけが人は無く、全員無事だったのは何よりである。
詳しい原因は現在調査中というが、搭載予定の新開発3リットル「TFSI」エンジンのオイル漏れの可能性があるようだ。
車メーカーは、購入者がこのような事故が起きないよう、その可能性がある欠陥を全て見つけるため、新車開発車両でテストを行っている。発表前にこのような事故が起きたことで、今後の安全性を高める要因になることは幸いと捉えるべきだろう。
ワールドプレミアは2017年秋の予想だが、2018年春以降に遅れる可能性もあるようだ。
《text：Spyder7 編集部》