メルセデスベンツ初の高級ピックアップ、「Xクラス」市販型プロトタイプが、初のオフロード走行テストを行った。
開発が中盤に差し掛かる頃、各メーカー試作車は、ニュルブルクリンク・ノルトシェライフェでの高速テストに繰り出す。
しかし、Xクラスにとっては趣が異なり、オフロード走行で仕上げに向かうようだ。
待ち受けていたカメラマンによれば、プロトタイプは砂煙を上げ、力強くオフロードを爆走していたが、上下の動きも少なく、安定した走りだったという。
市販型は、コンセプトモデルとは異なる、LEDデイタイムランニングライトで、独自デザインのエアインテークを持ち、「GLEクーペ」に似たスポーティーなグリルデザインとなる可能性が高いようだ。
また、リアバンパーを外し大きな荷物の積み下ろしを楽に出来るという。
パワートレインは、最高出力261psを発揮する3リットル直列6気筒エンジンを搭載し、3.5トン以上のけん引を可能にする。
室内には、タブレット型インフォテインメントシステムを装備し、兄弟車の日産「NP300ナバラ」より、高級なモデルに位置づけられる。
《text:Spyder7 編集部》