1台3億円とも言われるフランスの超高級車ブガッティ『シロン』。ジュネーブモーターショー2017の会場では、新色「ロイヤルブルー」をまとった1台が公開された。
ブガッティシロンは、『ヴェイロン』の後継モデルとして昨年のジュネーブモーターショーで初公開。8リットルW型16気筒エンジンに4つのターボを組み合わせ、そのパワーは1500馬力にものぼる。0-100km/h加速はわずか2.5秒、最高速度は420km/hとまさに世界最高峰のスペックだ。
今回公開された新色ロイヤルブルーは、オプション設定される特別色。といっても、このクラスの超高級車の場合、1台1台がほぼすべてカスタムメイドになるため、同じ色の個体を複数目撃する機会はほぼないだろう。
ジュネーブモーターショーの開幕に先駆け、第1号モデルの3台が欧州と中東の顧客に引き渡されたと発表された。シロンは限定500台を生産する計画だが、250台はすでに完売。ほぼハンドメイドによる少量生産のため、最後の納車は7年後になるという。
《text:宮崎壮人》