ドイツの高級車メーカー、アウディは3月7日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー2017において、レーシングカーの新型『RS5 DTM』を初公開した。
同車は、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)の2017年シーズン参戦用の最新レーシングカー。アウディは2012年シーズンのDTMに、『A5 DTM』を投入。その翌年の2013年シーズンには、A5 DTMの進化形として、RS5 DTMを実戦投入した。
2世代目となる新型RS5 DTMは、ジュネーブモーターショー2017において、市販車の新型『RS5クーペ』と同時に発表。アウディによると、今回初めて、市販車とレーシングカーの開発を並行して行ったという。
新型RS5 DTMでは、新しいデザイン言語を導入。アウディによると、前衛的なスタイリングを備え、非常に優れたエアロダイナミクス性能を実現しているという。
なお、パワートレインは引き続き、レース専用の4.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンで、市販版の新型RS5クーペとは異なる。最大出力は500hp以上へ引き上げられている。
《text:森脇稔》