BMWをベースにしたコンプリートカーを手がけるアルピナは3月3日、改良新型『B3 S Bi-Turbo』と『B4 S Bi-Turbo』の概要を明らかにした。実車は3月7日、スイスで開幕するジュネーブモーターショー2017で初公開される。
B3 S Bi-Turboは、BMW『3シリーズ』がベース。B4 S Bi-Turboは、BMW『4シリーズ』がベースとなる。アルピナが、この3シリーズと4シリーズをトータルでチューニングした。
直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンは、ターボの改良や冷却性能を向上する変更を実施。その結果、最大出力は440hp、最大トルク67.3kgmを引き出す。アルピナによると、パワーは7%、トルクは10%高めているという。
トランスミッションは、8速AT「スイッチトロニック」。このソフトウェアにも改良を施した。
アルピナ社は1961年に創業。BMWのチューニングを行う小さな会社だったが、1964年にはその実力がBMW本社に認められ、BMW公認チューナーに。そして、1983年には、ドイツ政府から自動車メーカーとしての認証も受けた。アルピナの新車には、BMWのメーカー保証が適用される。
《text:森脇稔》