英国のスポーツカーメーカー、アストンマーティンは2月22日、スイスで3月に開催されるジュネーブモーターショー2017において、新型『ヴァンキッシュS』を初公開すると発表した。
新型ヴァンキッシュS には、自然吸気の6.0リットルV型12気筒ガソリンエンジンを搭載。インテークシステムに改良が施され、吸気効率が高められた。最大出力は従来の573psから27ps引き上げられ、600psを獲得する。
大型化されたインテークマニホールドによって、高回転域における空気の吸気量が増加。これにより、レッドゾーンまでまったくパワーが途切れることのない力強いパワーフィールを生み出す。さらに、鋭いスロットルレスポンスも達成した。
パワーアップに合わせて、8速の「タッチトロニック」トランスミッションを改良。より素早いギアシフトに加え、いっそう精密でレスポンスに優れたシフトフィールを実現するために、低速時の洗練性が高められた。
また、サスペンションは、ダンパーの設定、スプリングレート、アンチロールバーのブッシュも再調整。しなやかな乗り心地を犠牲にすることなく、よりスポーティでダイレクトなハンドリングを追求している。
《text:森脇稔》