ホンダが1月9日、米国で開幕したデトロイトモーターショー2017で初公開した北米向けの新型『オデッセイ』。新型の開発で重視されたのが、コネクティビティ。
北米向けオデッセイは、1994年のデビュー以来、多様化するファミリーユーザーのニーズに合わせて、常に進化を続けてきた。新型もこの考え方を継承。ファミリーユーザーのために、「つながる」装備を導入する。
新型オデッセイでは、マイク、スピーカー、赤外線カメラなどを使い、広い室内空間で離れて座る乗員同士を、「つなげる」機能を追加しているのが特徴。これは、ドライバーが後部座席の乗員にスピーカーやヘッドフォンを通して話しかけることができる「キャビントーク」と呼ばれる装備。
さらに新型には、暗い室内でもダッシュボード中央の8インチ高解像度ディスプレイオーディオに、車載の赤外線カメラで後部座席の様子を映し出して見守ることができる「キャビンウォッチ」も採用した。
ホンダは、「新型オデッセイは、乗員同士をつなげるユーティリティを充実させた」とコメントしている。
《text:森脇稔》