トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は11月1日(日本時間11月2日未明)、米国ラスベガスで開幕したSEMAショー16において、『GT86 CSカップ』を米国初公開した。
SEMAショーは毎年秋、米国ラスベガスで開催されるチューニングカー&カスタマイズカーの一大イベント。日本のオートサロンとドイツのエッセンショーと並んで、世界三大チューニングカーショーと呼ばれる。
SEMAショー16で米国初公開されたGT86 CSカップは、トヨタ『86』をベースにしたレーシングカー。トヨタの欧州モータースポーツ部門、「Toyota Motorsport GmbH」が開発を担当。すでに、欧州で発売されている同車が、米国市場にも投入される。
直噴2.0リットル水平対向4気筒ガソリンエンジンは、排気系とコンピュータを中心にチューニング。最大出力212hp、最大トルク22.4kgmを獲得した。
サスペンションはビルシュタイン製、ブレーキはアルコン製。OZ製の17インチホイールには、ピレリ製タイヤを組み合わせる。エアロパーツ、ロールケージ、バケットシート、6点式シートベルトなども採用されている。
《text:森脇稔》