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【カーオーディオ・ユニット選びの極意】Section 03「DSP編」#05 「タイプ解説その4」

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カーオーディオを趣味とするときの楽しむべきポイントの1つである、「ユニット選び」。その極意を解説している当コーナー。現在は「DSP」について話を進めている。今週はいよいよ、3タイプに分けられる中での3つ目、「単体DSP」のチョイスのポイントを考察していく。

これまでは、「DSP」を以下の3タイプに分類し、「1」と「2」について解説してきた。

1・メインユニットに内蔵されているタイプ
2・パワーアンプを内蔵しているタイプ
3・単体DSP

そして今週は、「3」の「単体DSP」を取り上げる。これは文字どおり、「DSP」の機能だけを搭載したユニットであり、これを核としながらいかなるシステムも構築可能。ここが最大の特長だ。

まず、ソースユニットの組み合わせが自由自在だ。純正オーディオと組み合わせても良いし、市販AV一体型ナビや市販オーディオと組み合わせてもいい。つまり、「純正オーディオが交換可能か、否か」に左右されることがないのだ。

パワーアンプも自由自在に組み合わせることが可能だ。ここが「2」の、「パワーアンプを内蔵しているタイプ」との最大の相違点である。お手軽なモデルを組み合わせても良いし、ハイエンドモデルと組み合わせても良い。「単体DSP」が用いられるケースを見ると、ハイエンドシステムで使われていることが多いのは事実だが、必ずしも高価なアンプを用いなければならない、ということではない。

なお、「単体DSP」には高性能なモデルが多い。サウンドチューニングに特化したユニットであるだけに、その部分が研ぎ澄まされていくのは自然な流れだ。というわけで、どれをチョイスしても高性能である場合がほとんどだ。なので一応、各機の「コントロール機能の詳細さ」を確認しつつ、それ以上に、以下の2点をチェックすることをおすすめしたい。

1点目は、デジタル入力端子の有無、そしてそのタイプ。最近は、デジタルオーディオプレーヤーをソースユニットとして活用するユーザーが増えている。せっかくのデジタルデバイスなので、その信号をデジタルで入力したいところだ。ご自分が使っているデジタルオーディオプレーヤーのタイプを把握して、それとの親和性を確認した上で、「単体DSP」を選んでいこう。

もう1点は、「調整を何で行うか」だ。スタンダードなのはパソコンで行うタイプ。しかしながら最近は、スマホやタブレットで調整できる機種も出始めている。さらには、Bluetooth等を活用してワイヤレスで調整が行えるものもある。この部分は、日々使っていると違いとして大きく効いてくる。操作の快適性も考慮したいと思うなら、ワイヤレスが可能か否かも、しっかり確認しておこう。

さて、「DSP」についてはひとまず以上だ。次週からは、新たなテーマで展開していく。次回もお楽しみに。

《text:太田祥三》

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