ドイツの高級車メーカー、アウディが9月29日、フランスで開幕したパリモーターショー16で初公開した『RS3セダン』。高性能を主張する専用のエクステリアにも注目できる。
RS3セダンは、コンパクトセグメントの最速モデルとして、視覚面でもスポーティなキャラクターを強調。立体感のあるハニカムグリルを備えたシングルフレームグリルの下部には、「quattro」のロゴが装着された。ライトは、特徴的なグラフィックを備えたLEDヘッドライトが標準装備。オプションでマトリクスLEDヘッドライトが選択できる。
また、グリルの下には、ボディの幅一杯に、左右のエアインレットを結ぶ形でブレードを装着。エアインレットの部分でそのブレードが、ホイールアーチへのエアの流れを円滑にするための狭いファンネルを形成する。
トランクリッドに固定されたリップスポイラーは、走行中のエアフローを向上。リアビューでは、垂直のストラットを備えたディフューザー インサートと、RSエグゾーストシステムの大きな楕円形テールパイプが大きな特徴。ボディカラーは、RS専用色のカタルーニャレッドとナルドグレーの2色が、オプション設定された。
ベース車両の『A3セダン』と比較すると、RS3セダンのフロントトレッドは20mmワイド。それに伴って、フロントホイールアーチを、外側に張り出させた。また、リアトレッドも、A3セダンに対して14mm広い。
《text:森脇稔》