イタリアのフェラーリは9月29日、フランスで開幕したパリモーターショー16において、『F12ベルリネッタ』の「スターリング・モス」仕様を初公開した。
フェラーリは2017年、創業70周年を迎える。これを記念した企画のひとつが、カスタマイズの「テイラーメイド」の経験を活かして、数々の象徴的な歴代モデルを想起させる70種類の特徴と仕様を、現代的にアレンジすること。
パリモーターショー16のフェラーリブースでは、70種類のうち、数例をディスプレイ。そのうちの1台が、F12ベルリネッタのスターリング・モス仕様。F1で活躍した往年の名ドライバー、スターリング・モスに対する敬意を表した特別な1台。
また、スターリング・モスは1961年、フェラーリ『250 GT Berlinetta SWB』を操り、「ツーリスト・トロフィー」を制している。
このF12ベルリネッタのボディカラーは、「Blu Scuro」と呼ばれる深みのあるブルー。ボンネットからフロントフェンダーにかけて、ホワイトストライプが添えられ、ボディサイドには丸いデカール。インテリアは、シートなどを上品なブルーで仕上げている。
《text:森脇稔》