ドイツの高級車メーカー、アウディが9月29日、フランスで開幕したパリモーターショー16でワールドプレミアした新型『Q5』。欧州仕様には、5種類のエンジンが設定される。
新型Q5は欧州発売当初、パワフルで効率的な5種類のエンジンをラインナップ。欧州向けらしく、ターボディーゼルの「TDI」が4種類と多い。ガソリンターボの「TFSI」は、1種類のみとなる。
ガソリンは、直噴2.0リットル直列4気筒ターボTFSI。従来のエンジンの大幅改良版で、最大出力は252hpとパワフル。それでいて、欧州複合モード燃費14.8km/リットル、CO2排出量154g/kmの環境性能を備える。
ディーゼルは、直噴2.0リットル直列4気筒ターボTDIが、チューニングの異なる3仕様を用意。最大出力は150hp、163hp、190hpとなる。現行型に対して、パワーは最大で27hp向上。その一方、燃料消費量を大幅に削減させた。
ディーゼルのトップユニット、直噴3.0リットルV型6気筒ターボTDIエンジンも、大幅な改良を受けた。最大出力は286hpへ、最大トルクは63.2kgmへ、それぞれ引き上げられている。
《text:森脇稔》