ドイツの高級車メーカー、アウディが9月29日、フランスで開幕したパリモーターショー16で初公開した『RS3セダン』。400hpのパワーを受け止めるのが、強靭なシャシーだ。
RS3セダンには、プログレッシブステアリング、4リンク式リアサスペンション、標準モデルよりも車高を25mm下げたサスペンションチューニングを採用。直噴2.5リットル直列5気筒ターボ「TFSI」エンジンの最大出力400hpのパワフルさに見合う足回りとした。
ブレーキディスク径は、フロントが370mm。ライニング面積を広くとった8ピストンキャリパーとの組み合わせにより、優れた制動力を発揮する。リアのブレーキディスク径は310mm。フロントのブレーキに関しては、オプションでカーボンファイバーセラミック製ディスクが選択できる。
ホイールとタイヤは、19インチホイールと235/35タイヤの組み合わせが標準。フロントについては、255/30タイヤがオプション設定された。
アウディは、「RS3セダンは、これらのシステムによって、ストレートから素早くコーナーへ進入し、正確にラインをトレースすることが可能」とコメントしている。
《text:森脇稔》